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2月の聖句

 「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます」 -コリント信徒への手紙二4章:18節-


「衣食住」という言葉があります。私たちが毎日の生活を落ち着いて過ごすために必要なものがここに取り上げられます。保護者の皆さんも子どもたちのために「衣食住」を整えるために毎日苦労をしておられることと思います。これらの3つはどれも目に見える人が生きるためにはなくてはならないものです。ただ、それだけで十分でしょうか。目には見えないものもまたなくてはならないのです。それは、子どもたちが自分の大切さを知ることです。これをどのようにして子どもたちが知るかというと、保護者の皆さんをはじめとして家族との関わり、園生活では友達や先生たちとの関わりの中で知るのです。
私たちは自分の目で自分の姿を見ることが出来ないのと似ていて、自分一人では自分の大切さを知ることは出来ません。多くの人たちとの関わりの中で嬉しいことや楽しいことを通してだけではありません。時には悲しいことや苦しいことを通して子どもたちは自分がいることを知り、自分という者が大切にされていることを知ることが出来るのです。自分の大切さを知ることは、しっかりとしたところに足をおいて毎日を過ごすことへとつながります。つまり、心の安定を得るのです。

中遠教会 牧師 兵藤辰也