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感動の“あおぞらひろば

今年度の“あおぞらひろば”は、雨となり体育館で行うことになりました。ヨセフの会の皆様そして父母の会役員の皆様のご協力をいただいて行うことができましたこと心より感謝を申し上げます。行事はその日一日だけのものではなく、保育の延長線上にあり、その過程の中で子どもたちと一緒に完成させていくものだと考えています。“あそびのひろば”の前の週でしたが、玄関で親子の会話を聞きました。子どもさんが「今日も家でダンスの練習する」と言うとお母様は「今日もやるのね」と優しく返していました。何気ない会話でしたが心に残りました。ダンスの振り付けの中に、グループごとに考えたポーズも取り込みました。
保護者の皆様からたくさんのアンケートもいただきました。本当に感謝です。たくさんの心温まることばも頂き、大変、嬉しく思います。西高校の体育館でやるのは初めての試みでした。子どもたちができるだけ戸惑うことのないようにトラックの広さ等を細部にわたってシミュレーションを繰り返し、下見にも何回か行かせていただきました。そして何より、子どもたちが大きなケガをしないようにと安全面での配慮についても職員で意見を出し合いました。リレーは裸足で走ることとし、直前ではありますが走る感覚を体験してから競技を始めました。そして、保護者の皆様にもお客様にも楽しんでいただけるようにと祈る思いでした。
慣れない場であり、初めての場での“あおぞらひろば”の開催。私は、何よりも子どもたちの持つ力のすごさを実感しました。初めての体育館で、引き下がることなく、勇気をもって、力いっぱい取り組んでいた子どもたちに大きな拍手をおくりたいと思いました。たくさんの感動をありがとうと心から言いたいです。特に、4歳児のM子がリレーで転んでも起き上がり、痛みに耐えながらも完走し、バトンをつないだ姿が心に残りました。転んだ時、助けに行こうとした私でしたが、自力で何とか立ち上がり、足を引きずりながらも完走しようとするM子の姿を見守りました。ゴールした時には涙が溢れてきました。本当に最後までよく頑張りました。リレーで勝った子どもたちは、その喜びを歓声と共に身体全体で表現していました。一方で負けたことの悔しさに涙する子どもたちもいました。私は、この日にかけた想いの強さを感じました。行事はその日だけのものではないのです。子ども自身がそれぞれに目標を持って、想いを持って、この日を迎えたのです。この日を迎えるまでに、自分との葛藤もあったでしょう。仲間と一緒にやることの難しさも感じたでしょう。子ども同士で育ちあう力、そこに向き合うとき、私たち大人も育てられていくのです。神様が私たちを成長させてくださっていることを感じずにはいられませんでした。
12月はクリスマスを迎えます。神様は私たちのために御子イエス・キリストを、この世にお遣わしになりました。私たちのことを深く愛してくださっています。そのことを心にとめて、クリスマスを迎えたいと思います。手作りの献金箱を持ち帰りました。子どもさんと一緒に、どうぞ、ご家族の皆様も献金へのご協力をよろしくお願い致します。世界の平和を願い、心豊かにクリスマスを迎えられますように。

                                                       園長 永島 弘美