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自然は大きな保育室

 6月を迎え、蛙の大合唱も聞こえてきます。紫陽花も咲き始めました。たくさんの色とりどりの花が咲く嬉しい季節ですね。そして、雨期にも入りますが、この季節ならではのあそびを存分に楽しみたいと思います。
 5月には自然をテーマにした親子散歩へのご参加ありがとうございました。幼児対象で行い、かぶと塚公園まで、親子で手をつないで、出かけました。アンケートにはたくさんの保護者の想いを寄せていただきありがとうございます。このような内容のものでした。「三兄弟の末っ子で母と二人でゆっくり散歩をすることがないので手をつないだり話をしたり一緒にお弁当を食べたりと親子で過ごす時間はとても貴重な時間でした。」「最近の私は下の子のことばかりで、兄と二人で何かするということがないので、子どもは嬉しかったようです。」「日頃から何をしたかとか話をしていますが、親子散歩を通じて‟こんなことを知っているんだ”“こういうこともできるようになったんだ”と普段知らなかった一面を知ることができて良かった」等、子どもさんとの時間を大切に過ごして下さったことを本当に嬉しく思います。その他、「どんぐりやたんぽぽ、ダンゴ虫などを終始探していました。帰り際、テントウムシの幼虫を見つけることができ、感激でした。」「オオバコ相撲や木のはっぱで作るしゅりけん作り等を子どもと楽しめました。」「最近、加古里子(かこさとし)の昔ながらの遊びの本を購入したのですが、そういったことをさせたいと思っていたので良かった。」「大人(パパ)の方が必死になってしまったようですが、一緒に楽しめました。」親御さんもいっしょになって喜んでいる姿が目に浮かびます。
自然と共存し、大切に守っていくようにと聖書に書かれています。礼拝では、天地創造の物語のお話をしています。神様が与えてくださるこの大いなる自然の中で私たち人間も、生かされています。自然の不思議さに心を動かされ、自然という大きな保育室の中で、子どもは夢中になってあそびます。感動したり感激したりする中で、自然を愛する心が育まれます。大人である私たちも子どもと一緒にいると、童心に返ることができます。子どもに倣って子どもと一緒にたくさんの感動をいただきましょう。4,5歳児の保育室には、さまざまな生き物を飼育しています。新たに、オタマジャクシの赤ちゃんが仲間入りしました。今まであまり、虫などに興味のなかった4歳児のA子の「オタマジャクシを飼いたい」という申し出からでした。カブトムシの幼虫も10センチ程になり、丸々としています。これからの成長がとても楽しみです。

園長 永島 弘美