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新しい生活(進級・卒園)を迎える大切なときに

梅の花そして、早咲きの桜と季節の移り変わりを感じる頃となりました。卒園式に向けて、年長組がひとり一鉢ずつ寄せ植えをした色とりどりのビオラが花を咲かせ、チューリップは芽を伸ばし始めています。
3月21日に年長組の子どもたちは、卒園を迎えます。先日は一緒に卒園遠足に出かけました。名古屋港水族館まで地下鉄を使っていく予定でしたが、急きょ、予定変更をして、サンクチュアリネイチャーセンターと石人の星公園に貸し切りバスを使って出かけました。友だちとの関係も深まり、お互いのことを本当によく理解していて、バスの中での会話も楽しそうでした。成長した子どもたちの姿をまぶしくも感じました。ご家庭で作っていただいたお弁当も、友だちを誘い合いながら、皆で美味しく頂きました。ありがとうございました。

3月は、進級そして卒園して小学校へと移行する大切な時期です。この時期には“期待感”と“不安感”の両方が表れます。大切にしたいのは「安心」と「力を発揮すること」の二つが重要だと言われます。「安心」を得るためには、子どもの気持ちに寄り添いながら生活することが必要です。子どもの気持ちの出し方は様々で、気持ちを言葉に表す子、心に秘めている子、漠然とした不安を感じている子もいます。そういった子どもたちの気持ちに寄り添い、新しい環境や生活がイメージできるようにしていくことで、不安は少しずつ解消されていきます。保護者自身の中に不安があっても子どもに伝わるものです。不安なことは何でも職員に質問して下さいね。どんなことでもお聞きします。安心することで、子どもたちも保護者の皆様も期待感を膨らませて、次年度に向うことができると思います。二つ目の「力を発揮すること」ができるためには、できることが増えたというような目に見える成長ももちろんですが、目には見えなくても、妹や弟への気遣いやお父様やお母さまの立場に立って考えるといった、心の成長にも目を向け、自信を持って生活や遊びに向うことができるようにしていくことが大切です。園でも生活や遊びの中で「力を発揮すること」ができるような場面をたくさん作っていきたいと思っています。
幼児クラスの今月の主題は“かけがえのない”です。私自身、子どもたちと関わる時も礼拝の中でも大切に
してきた想いです。これからも、一人ひとりがかけがえのない存在だということを、ずっと子どもたちに伝え
続けていきたいと思います。神様に愛されているかけがえのない存在であることを一人ひとりが感じられるよ
うに、神様への祈りの時を大切に過ごしたいと思います。

*新型コロナウイルスの感染が広がり、拡大を抑制するための対応策が講じられています。厚生労働省からの対応通知及び磐田市からの通知を受けて、感染を拡大させないためには、どう対処するべきかを考え、保護者の皆様には、重要と記したお手紙を配布致しました。乳児クラスのみでなく、幼児クラスも体温を測ってからの登園となりますので、ご協力をお願いします。行事関係は感染させないための配慮あるいは縮小の方向で考えています。一方で、卒園を迎える子どもたちのことを考えると、保育園最後の思い出にという想いは強く持っております。状況を踏まえ、より良い方向で進めていきたいと考えています。ご理解ご協力をよろしくお願い致します。

園長 永島弘美