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「心から感謝し、喜び祝う」

 


 吹き抜ける風がますます冷たくなってきました。しかし一方で、透き通った青空を見上げると心地良さを感じる季節でもあります。
 先月は皆様のご理解、ご協力の中、無事に幼児クラスのあおぞら広場を開催できた事を嬉しく思います。お忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。天候に悩まされながらも、プログラム内容を予定通り行なえた事。コロナ対策、撮影のご協力のお陰で保護者の皆様の温かい見守りと拍手の中、子ども達が笑顔で楽しみ、力を発揮できた事。競技の様子から保護者の皆様に異年齢の関わりの大切さを知って頂けた事。時間、内容、方法すべてが新しい形となりましたが、会場にいた全ての人達の力で創り上げたあおぞら広場に感動し、心から感謝致します。今後の行事も新しい形となり、ご心配をお掛けしますが、常に子ども達を中心に考え、より良い方法を検討していきたいと思いますので、お力添えいただけると有り難いです。
 クリスマスのアドベント(待降節)が始まりました。こうのとり保育園の玄関に本物のもみの木が届き、これから少しずつ飾られていきます。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ドイツ式のクリスマスツリーの飾り付けです。お家のクリスマスツリーとは多少異なると思います。トップスター(麦の穂で作られている)、リンゴ(ひめりんご・紅玉)、ダビデの星(4枚の帯を折った白いクラフト)、雪の結晶(パラフィン紙を折りたたんではさみで切って模様を入れたもの)、天使の足跡等が飾られていきます。今後のクリスマスツリーの飾りをお子さんと一緒に楽しみながらご覧ください。
 クリスマスといえば「クリスマスツリー」「クリスマスリース」、「サンタクロース」に「クリスマスプレゼント」、「クリスマスケーキ」に「ご馳走」といったイメージが強いと思います。今回のコロナ禍を機に職員間では「行事や保育の本当の意味を再確認するチャンス」と捉えている為、本来のクリスマスとは何かを原点に戻って確認し合いました。クリスマスとは、神さまがひとりごイエスさまを私たちの為に下さったことを心から感謝し、真の意味を知って主イエス・キリストの誕生を喜び祝う日です。その誕生はどのようであったかは、新約聖書に書かれています。アドベント・クランツ、アドベントカレンダーはどのようなものか。アドベントカレンダーをどのような思いで、毎日どのようにめくっているのか。年齢発達に合わせ、教育的効果を意識しながらあとどのくらい?を数字、数、量等、様々な視点で捉え、一日一日とクリスマスが近づいてくることを知り楽しみながら待つなど、保育の実践につなげていくことも共有し、カリキュラムや行事の見直しにとどまることなく、子ども達への関わりの見直しにもつながりました。クリスマスの本当の意味を理解して有意義に子ども達と共に過ごし、皆さんと一緒に喜びと感謝をもってクリスマスを迎えたいと思います。

園長 梶山美里