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ホーム  > 園長コラム  > 花が一輪一輪違うように 人も一人ひとり違っていいんだよ

花が一輪一輪違うように 人も一人ひとり違っていいんだよ

園長 岡田尚久
梅雨らしい雨降りの日が続いています。自然の雨をうけながら、年長児が一人ひとりまいたひまわりの種から芽が出て、すくすくと大きくなっています。どれも背の高さや葉の大きさが違います。これからどのような花を咲かせるのか楽しみです。
今月にはいよいよ日本でオリンピック・パラリンピックが開催されます。コロナ感染症対策を踏まえ、今までのかたちとは違い熱のこもった応援等はできないかもしれませんが、この機会に子どもたちと世界の国々の名や国旗、文化などにふれたいと思っています。
さて、先月の花の日にはきれいな花の持ち寄りをありがとうございました。例年は日頃お世話になっている20ヵ所程の施設や近隣宅に花とメッセージカードを届けていましたが、今年度は感染症を考慮し、数軒の訪問のみとなりました。
幼児クラスを中心に花とカードを届けに行きましたが、どの方も大変喜んでくださり、地域の方も笑顔に、そして子どもたちも笑顔になり微笑ましい時間となりました。
花の日には各クラスで礼拝をまもり、それぞれの年齢にあった話を保育者がしました。私はひまわりぐみ(年長クラス)の子どもたちに話をしましたが、雨や植物など自然の恵みをくださる神様に感謝し、花は一輪一輪全て違うように、私たち人間も一人ひとり違い、誰からも愛されて大切な存在という内容の話をしました。
子どもたちの前に色や形、香りや大きさ等が違ういろいろな種類の紫陽花を並べて、話をすすめました。
神様はたくさんのいろいろな花をつくられたように、私たち人間にも一人ひとり違ったものを与えてくださいました。
容姿はもちろん考え方も全て違います。この世の中に全く同じ人が何人もいたらおもしろくありません。 
あなたの好きなことは何ですか? あなたの得意なことは何ですか? あなたの強みは何ですか?
それぞれが好きな事や得意なことを発揮して、苦手とするところをお互いに補い合うことができれば、より良い社会へとつながっていくのではないでしょうか。そして、世界平和につながるのではないでしょうか。
子どもたちには得意なことを活かし、相手のことも認められる大人になってほしいと思います。
目の前の子どもたちが神様の愛に包まれて、そしてたくさんの人の愛情をたっぷりと受けて、大切な存在として花のようにすくすくとのびていくことを願います。
最後に私が好きな讃美歌の一つを紹介します。
~♪「ひとりひとりのなをよんで」~ 
ひとりひとりのなをよんで あいしてくださるイエスさま どんなにちいさなわたしでも
おぼえてくださるイエスさま 
ひとりひとりをあいされて うれしいときにはよろこびを かなしいときにはなぐさめを 
あたえてくださるイエスさま