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あそびを通して学ぶ 

園長 岡田 尚久
2月に入り、まだまだ寒い日が続いています。寒い中でも子どもたちは外で元気よくあそんでいます。2月と言えば「節分」。節分は1年間に4回あり、立春・立夏・立秋・立冬の前日にあたります。現代では立春の前日の節分が主だってとりあげられています。今年の節分は2月2日。ずっと2月3日が節分でしたので、恥ずかしい話、私はてっきりこの日が節分と定められていると思っていました。 2月2日になるのは124年ぶりだそうです。理由は太陽と地球の動きが影響しているそうですが、少し難しい話になるので、興味のある方はぜひ調べてみてください。節分で邪気を追い払い、健康な日々を過ごしましょう。
 さて、1月にはどのクラスでもそれぞれの年齢にあった正月あそびを楽しみました。凧あげやかるたとり・すごろく・福笑い・コマ回しなどです。日本の伝統的なあそびとしてあそんでいますが、実はこのあそびも子どもたちにとっては大切な学びになっています。例えば“すごろく”も様々な効果があるのです。①数字を読んだり、数えたりする。サイコロをふって、まずは自分がすすむ数字を読みます。そのあとに出た数字を数えながらコマをすすめます。②文字を読む。すごろくには止まったマス目に指示が書いてあることがあります。「おやつをもらい3マスすすむ」や、「1回休み」等。止まったところで文字を読んでいきます。③社会性や協調性を育む。ルールがあり、しかも複数でゲームを楽しみます。ルールを守らないとあそびが成立しません。④勝ち負けを味わう。勝つ喜びや負けて悔しい気持ちをもつなど、情緒面にも影響を与えます。“こま回し”に関しても、指先を使ってひもをコマに巻き、投げる角度を考えたり力加減を考えながらひもを引いたりします。このように、子どもたちにとってはあそびが学びの時となっていて、成長するうえでなくてはならないものなのです。
 話は変わりますが、先日、2月に行われる予定だった『たのしいつどい』についての手紙を出しました。今年度に関しては3密を避けるため、皆が園に集まってそれぞれのコーナーであそぶことをやめました。その代わりに、職員間で意見を出し合い、家庭で楽しめるあそびを提供しようということになりました。家で過ごすことが以前より増えて、“おうち時間”を子どもとどのようなことをしてあそんだらいいの?と思っている方もいらっしゃると思います。そこで、子どもたちが園で楽しんでいるあそびも取り入れた、身近にある廃材や文具を使って作る廃材制作・運動あそび・自然物を使ったあそび・親子のふれあいあそび・言葉あそび等、乳児と幼児とそれぞれの年齢にあったたくさんのあそびを紹介する、あそびの冊子をつくって配布します。楽しいあそびが満載です。ぜひ、お時間のある時にお子さんと一緒に楽しんでください。冊子は2月中旬に配布しますので、楽しみに待っていてください。冊子を活用していただき、お子さんと楽しいひと時をお過ごしください。
その楽しい時間も子どもにとっては学びの時となると思います。