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コロナ禍の中でも・・

園長 勝又 みさ子
新年あけましておめでとうございます。今年も皆様にとって幸多い年となりますように。
12月に行われましたクリスマスでは献金のご協力、ありがとうございました。集まった金額と寄付送付先につきましては子どもたちの意見も聞きながら決定し、ご報告いたします。ページェント(生誕劇)を通して園児や保護者の皆さまにクリスマスの意味を共有できたことは良かったと思います。ここ数年、人数が多くなった事で方法を模索しているところです。保育の観点から、2グループに分けたことはとても良かったと思いますが、礼拝を含めてのクリスマス祝会という観点からすると今回の方法(前日の礼拝の様子をビデオで見ていただく)では課題が残り、次年度の宿題になっています。
さて、1月の予定を前倒しし年末にお餅つきを行いました。年末年始の人の動きで“オミクロン株”がどのような状況になるのか予想ができませんので感染症が落ち着いている今がチャンスと考えたからです。
お餅つきについては行うか否か、迷いに迷いました。なぜなら、お餅が詰まるという理由で園児に提供は好ましくないというガイドラインがあるからです。(小さな子供は誤嚥窒息を起こしやすいと言われています。普通は飲み込んだものは食道を通りますが、食べている時に、歩き回ったり、椅子にそっくり返って食べる。大笑いしたり大泣きしたり急に息を吸い込む状態になると気管に入ってしまいます。それが誤嚥です。)
 コロナ禍の今、今まで行われていた事ができず、様々な経験が少なくなってしまっている現状です。感染症と上手に付き合いながらも、縮小しながらできることを模索し、いろいろな経験をさせてあげたいと願い行いました。“お餅つき”なのにお餅は食べられません。でもそれにかわる安全なおやつを担任が作ったら嬉しいのでは。と子ども達がお餅の感触を味わいながら“ちぎる”“丸める”を楽しみました。これは今月のある日、あられに変身します。後は蒸したもち米をボールの中に入れ麺棒でトントントン。つきたて“半分お餅のきな粉掛け”をおやつとして食べることができました。
年長さんの うす、杵でのお餅つきを、2階からもかわいい声で“よいしょー、よいしょー!!”と元気な掛け声で応援してくれた乳児クラスさんもうるち米に少しもち米を加え、“半分お餅のきな粉掛け“をおいしく食べることができました。
『せんせい、あたたかくておいしいね。せんせいもあたたかいうちにたべな?』優しい言葉は2歳児Aちゃん
『上の歯は杵、下の歯は臼』と言いながら口の中でお餅つきをしていた年長B君
経験したからこそ出る生きた言葉を聴くことができました。
今後も楽しい集い、年長によるレストランごっこ、お別れ遠足、卒園式と
行事がありますが、新型コロナウイルス等の感染症への対策を続けながら
方法を考えつつできることを模索していきたいと考えています。