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ご入園・ご進級 おめでとうございます

園長 大塚麻紀子
色鮮やかなチューリップ、柔らかな風に揺れる桜の花、暖かな日差しなど、春の自然の変化にワクワクした気持ちがこみ上げてきますね。
私はこのたび勝又みさ子園長の後任として、聖隷こども園ひかりの子より異動してまいりました、大塚麻紀子と申します。不慣れなことも多くご迷惑をおかけすることも多いと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 新年度を迎えるにあたり、年度末特別保育期間では年度末合同研修や、園内研修、新年度準備を行うことが出来ました。保護者の皆様にはお忙しい時期にご協力いただき感謝申し上げます。おかげ様で多くの職員が研修に参加でき、自分の保育を振り返り、たくさんの気づきや学びを得たり、職員間でも思いを深めたりして、新年度の準備を進めることが出来ました。
聖隷こども園保育園の年度末合同研修は今年もリモート形式ではありましたが、昨年度の研修に引き続き、非営利団体コドモノミカタ代表理事で乳幼児教育実践研究家でもある井桁容子先生より「共感から子どもと関わる保育」というテーマで、講演を聞く機会に恵まれました。井桁先生のお話からは、花にはいろいろな品種があり目に見える色や香りなどその花ならではの特性を輝かせて咲くように、花に合わせた育て方をする専門家の花屋さんがいる、同じように、私たち保育者は保育の専門家として、子ども一人ひとりのその子らしさを見極め、その子の特性を活かして育ちを支えるために、一人ひとりを丁寧に見ることの大切さについて、改めて考える機会が与えられました。保育をしていくうえで子どもの発達には歳児の目安はありますが、それはあくまでも目安であり、同じことをさせることで育ちを促すものでもありません。また、同じように育つことを求めることでもありません。知識や経験から分かったつもりにならないよう心掛け、目の前にいる子どもの思いを知りたいという気持ちや、その子らしさという目には見えない子どもの育つ力のヒントを探りつつ、その子の気持ちになって心を理解しようとする共感のかかわりを目指し、子どもから学ぶという姿勢で保育をしていきたいと思いました。
こうのとり東の自然に囲まれた地域の特性を活かした今までの保育のいろいろな話を聞きながら、子どもたちとわくわくした気持ちを共に感じる機会に出会えることが今からとても楽しみです。一人ひとりの子どもたちにとっても、保護者の皆様にとっても、園が安心できる居場所となれるよう、微力ではありますが職員一同努めてまいります。一年間よろしくお願いいたします。