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新しい時代”令和”へ願いを込めて

園長 勝又 みさ子
いよいよ新しい時代“令和”が始まりました。
「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることが出来る、そうした日本でありたいと願いを込め、決定した」日経新聞より引用

こども園でも園児が明日への希望が持てるように、一人ひとりがその人(子)なりの花を咲かせることができるように、私たち大人がしっかりと物事の価値観を持ち子どもと向かい合っていきたい。失敗しながら育つ子ども。その時にどう軌道修正をしてあげたら良いか、その根底にはどんな人になってほしいかが問われるような気がします。自園の理念や目標に通ずる令和の意味に思えてなりません。

さて先日は保護者会総会、クラス懇談会にご出席くださりありがとうございました。多くの方々の参加が子どもへの関心に繋がっていると実感いたしました。
3歳児のクラス懇談会で“異年齢保育”について“今の時期は異年齢ではなく、歳児で丁寧に関わってほしい”というご意見がありました。2歳児から3歳児(2階から1階)に進級し、子どもだけでなく保護者の皆様にとっても不安が大きいことがとても良く理解できました。

改めまして、こども園こうのとり東では3歳児クラスから異年齢クラスが主に生活の場になります。3,4,5歳児が生活やあそびを共にします。歳児クラスと異年齢クラスがあり、部屋の前のクラス名札は花(歳児)と動物(異年齢)の2枚が表示されています。4月、5月は特に異年齢クラスで過ごすことを多くしています。理由は40名の3歳児が歳児クラスで過ごすよりも、3クラスずつに別れ、大きいお兄さん、お姉さんのやることを見たり、手助けを貰いながら生活の仕方を学んでいく、自然にあそびを学んでいく事ができると考えるからです。4,5歳児にとっても新しい仲間を受け入れ、面倒を見てくれる子や関心を寄せる子がいる、はりきってお手伝いをしてくれたり、自分のことは後回しにし、困っている子に寄り添ってくれる子がいます。大人からのああしなさい、こうしなさいではなく、ああしてくれて、こうしてくれてありがとう。という場面が多くあります。又、3つのお部屋に同じ歳児の仲間がいますから、ちょっと行って来るね。と敷居が低くクラスを行き来できます。核家族化、少子化、地域の中での交流の場の減少化等、今の時代だからこそ、必要な保育だと考えます。とても難しい保育の形だと感じておりますが、同時に子どもたちが得るものが多い事も実感しています。ご意見を頂く事で改めて考える、伝える機会を頂きました。今後もご理解とご協力をいただけたましたら幸いです。