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6月を振り返って

大塚 麻紀子
ゆっくり梅雨入りをしたかと思えば、あっという間の梅雨明け宣言。例年に比べて雨量が少ないことや、日々感じる日差しの強さ・暑さに、この夏の水不足や猛暑の心配がよぎりますね。程よい気候で…と都合良くはいきませんが、その季節ごとの楽しみ方があるのも、四季を感じられる日本の良さでもあると、上手に付き合っていきたいものです。先日は小雨の中にもかかわらず、保護者会美化活動にご協力いただきありがとうございました。今回は、事前アンケートでの参加申し出が多数あり、活動内容を検討した結果、人数調整をしての短時間開催となりましたが、おかげさまでエアコン洗浄、プール設置やその準備などをしていただき、大変助かりました。今週より夏ならではの体験を元気いっぱい始めることができ、楽しんでいる子どもたちの声が園内に響いています。
6月はじめの晴天日に、5歳児ひまわりぐみが田植えを行いました。こうのとり東が毎年行ってきた行事で、今回も山下さんはじめ地域の方たちに支えられ、こうのとり富丘の年長児とともに、園の目の前にある田んぼで行いました。泥の中で動作に不自由がある中、苗一つずつを手作業で植えることを何度も繰り返し、身をもって大変さを感じたであろう子どもたちですが、それを苦に感じている様子はみられませんでした。応援に来ていた3歳児の目には、お兄さんお姉さんが楽しそうに映ったようで、「やりたい」と数名が靴を脱ぎ、田んぼの中に入ってきた程です。そんな様子を地域の方がじっと見て、「子どもたちが元気なのは嬉しい」と話してくれました。地域の方とのかかわりも、子どもたちの姿も、以前からのつながりや思いが感じられて、継続できていること、私たちがいろいろ教えてもらう機会があること、何より機会が減っても見守ってくれていることなど、いろいろな思いが感じられ、感謝の気持ちが込み上げました。
5月末には保育参加の案内を出し、6月より順次受付してスタートしていますが、待ち望んでいた保護者も多かったようで、連日参加をいただいています。始まってすぐのある日の朝、出勤してきた私に向かって園庭から「せんせい、おはよー」と声が聞こえ、声がする方を見ると女の子がいました。「おはよー」と返事をすると、「あのね、今度ね、お父さんが保育参加に来てくれるって!!まだいつかはわからないけど、お父さんが言ってたの。」と話してくれました。きっと前夜に園での様子を家族に話した中で、お父さんと約束をしたことが嬉しく、翌日登園してきて、誰かに聞いてもらいたいと、通る人を待っていたんだろうと思いました。そういえば、朝いつもとは違ってウキウキしていたり、安心した表情で登園する子どもの変化を感じると、そばには「今日保育参加です」という保護者の声が続き、なるほどなぁと感じることもこの6月に気づいた変化です。参加終了後、帰りに事務所によっていただいた保護者の方からは、「楽しかった」「すごく疲れたけど、よかった」「おなかすいた~」という感想を聞かせていただいています。保育参加は、子どもにとっては大好きなおうちの方と一緒に過ごせたり、園での様子を見てもらえたりする特別な嬉しい日、保護者の方にとっても子どもの成長を感じたり共に過ごす特別なひと時であると思います。また園としても、子どもの育ちを保護者の方と共に考え合える機会でもあるので、再開できたことを嬉しく思っています。
感染症との付き合いの中、いろいろな園行事の実施が今まで通りとはいかない状態は続いていますが、今に応じた方法を考え合って少しずつ開催→実現へと繋げていきたいです。