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新年あけましておめでとうございます

園長 大塚 麻紀子
久しぶりに顔を合わせた子どもの方から、「あけましておめでとうございます」「ことしもよろしくおねがいします」と声を掛けられ、自然に挨拶する姿に身が引き締まるとともに清々しい気持ちで新年をスタートできる喜びを感じました。今年も子どもたちの健やかな成長を願い、保護者の皆様と共に見守っていきたいと思います。
12月には、クリスマスを各クラスの年齢発達に応じた方法で礼拝を守り、17日(土)には、すみれ組ひまわり組が今年度も二部制でページェント(生誕劇)を行いました。制約がある中での開催となりましたが、保護者の皆様とともにお祝いすることができたこと、ご理解ご協力いただきましたこと感謝いたします。
子どもたちは小さい時から触れてきたクリスマスの出来事のお話や嬉しい気持ちを、今度は自分たちが役を演じ伝えることになります。昨年見ていたことや自分が感じたことなどの経験を記憶していたり、家庭で兄姉の映像を見たりして、どの子も憧れの思いを抱き、その気持ちをご家庭でも話していたことでしょう。ですが、日々友達との話し合いやごっこ遊びを通してその思いは変化したり揺れたり、より強固なものになったりしていきます。必ず叶うとも限らない、でも自分たちで作るページェントの為に「これでいい」を見出していくために、互いに思いを伝え、聴き、また自分の気持ちに向き合う。職員も一人ひとりの思いを大事に待ち、揺れる思いに寄り添ってきました。子どもたちを中心にいろんな思いを感じ大事にして、今年のページェントが作られたと思っています。保護者からのアンケートでも、『(子どもの話から)当日までの過程も家族で楽しむことができた。』『最後の歌で皆の緊張が一気に取れ安堵の表情、一つのことをやり終えたチーム(仲間)のようでとても暖かな気持ちになりました。』や、『普段めったに見られない人前での我が子の様子』『去年とは違う姿を見て~』と、これまでの子どもの成長を振り返りつつ、またこれからの成長に思いを馳せながら舞台上のお子さんの様子を見守りながら、その子自身の成長や経験の過程での子どもの心情に目を向けたご意見があり嬉しく思いました。子どもたちは当日を迎えて終わりではなく、その翌週には緊張感が抜けまた違う表情でページェントを毎日楽しみ、全役をやりきって満足した子もいたようです。
クリスマスの行事を通して、神様の大きな愛に包まれた中で子どもたちが友達と気持ちを分かち合い共に喜び合う様子は、実体験を通して得られる生きた学びであると改めて感じました。Withコロナの生活で、いろいろな行事の在り方や保育の方法を模索する日々は続いていますが、子どもたちにとって必要なことを職員皆で検討し、安心安全でより良い保育の提供を目指していきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。