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行事のありかた

園長 岡田 尚久
ようやく夏らしいサンサンとした日差しが出始めました。今年の梅雨は本当に長雨が続き、私たちの生活にも大きな打撃を与えました。日本だけでなく、世界各地にも雨の被害や感染症問題等があがっていて、神様が私たちに何かを訴えているような気がします。自分たちの欲望のままに行動をするのではなく、今何をすべきなのか、何が必要なのかを考えて行動することが必要ではないでしょうか。今では3密を避ける生活は当たり前のこととして広まっていますが、この時期は熱中症対策として、“3とる”も必要と言われています。
『人と距離をとる・距離をとったらマスクをとる・マスクをとったら水分をとる』
“3とる”も意識しながらこの暑い季節を乗り越えていきましょう。
 さて、今年度は年度当初からコロナウイルスの影響で行事が例年通りにいかず、その都度考えながらの開催になっています。子どもたちにとってわくわくする行事。私たちは子どもたちの日々の姿を大切にし、毎日の保育・教育の延長線上に行事があることを意識して計画を立てています。
この時期に行う夕涼み会に関しても、今年度は形を変えて「夏祭りごっこ」として子どもと職員とでの実施となりました。実施する数週間前から子どもたちと共に製作をしたり踊りを楽しんだりしながら、活動をすすめてきました。夏祭りごっこの前日には「明日は夏祭りごっこだね!すごく楽しみ!」という声があちこちで聞かれ、こどもたちの気持ちも高まり、そして当日。子どもたちの「今から、夏祭りごっこ始まります!」の放送で、まつりがスタートしました。園内中にまつりのおはやしが流れ、職員は法被をきて場を盛り上げます。保育室では幼児クラスが製作した手作りおもちゃなどがぞれのお店屋さんで売られています。お店は…プラ板のキーホルダー・お面・ピョンピョンガエル・釣り堀・ビニールアニマル(保護者会会費で購入させていただきました。ありがとうございました。)等、他にもいくつものお店が開店しました。又、各クラスで作った手作り梅ジュースもジュース屋さんとして開店しました。
幼児クラスの子どもは紙で作った10円玉を3枚持って、好きなものを順番に買いにいきます。たくさんの品物から3つを選ぶことは簡単ではありません。ぞれぞれが悩みながらも、自分で考えたり職員と話をしたりしながら決めていきました。乳児クラスは1階に降りてきて、職員と一緒に欲しいものを選んだり、2階では屋台の引き回しも行いました。最後は、密にならないように2階のテラスや1階のホールに広がって、みんなで納涼踊り。そして昼食は縁日の露店を感じられるように、パックに焼きそば・トウモロコシ・ブドウ等が入った、“まつり弁当”をいただきました。終わった後の子どもたちの言葉や表情からは、「楽しかった!」という気持ちがよく伝わってきました。
今年度は保護者の皆様にはご参加いただけませんでしたが、夏祭りごっこの様子をドキュメンテーションとしてお伝えしたいと思いますので、楽しみにお待ちください。
今後の行事に関しましても、例年通りに実施できないことが予想されます。一つひとつの行事を見直し、その都度職員間で行事のありかたを検討していきます。
そして、このような状況の中ではありますが、日々の保育のみならず行事を通しても、こうのとり東が大切にしている「見たい!知りたい!やってみたい!」のわくわく保育を実践していきます。