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ホーム  > 園長コラム  > 体を存分に動かして遊びを楽しむ

体を存分に動かして遊びを楽しむ

園長 岡田尚久
過ごしやすい気候になりました。園周辺には秋の草花が咲き、透き通った青い空を見上げると、とてもすがすがしい気持ちになります。秋といえばいろいろな「秋」があります。芸術の秋・読書の秋・食欲の秋・スポーツの秋など、皆さんはどの秋が好きですか? このような状況の中でも自分の好きな秋を楽しみ、リラックスできる時間がもてるといいですね。
さて、園の子どもたちは心地良い季節になり身体をのびのびと動かして日々遊んでいます。小さなつくしぐみのお子さんも、ハイハイで坂を上ったり下りたり、ひまわりぐみになると自分の目標に向かって挑戦する頼もしい姿もあります。そのような子どもの姿に合わせながら0歳児から5歳児まで、それぞれの成長にあった体を動かす遊びも取り入れています。
こうのとり東では数年前より静岡理工科大学の富田寿人先生にACP(アクティブ・チャイルド・プログラム)をご指導いただいています。ACPとは簡単に言うと、『子どもが様々な運動遊びに親しみ、楽しく積極的にからだを動かす中で、心身ともに元気に成長していくためのプログラム』です。
現代の子どもを取り巻く環境は一昔に比べて大きく変化していて、生活環境では歩く機会が減り、車の移動が増えたり、階段を上り下りすることも減ってきました。又、遊びの内容も多種多様な玩具やゲーム・DVD・スマートフォンアプリなどの普及で、その場で遊ぶ機会も増えているのではないでしょうか。そのような環境の中で体を動かす機会が減り、体力の低下や肥満、ストレス増加などにもつながっています。子どもの頃の運動習慣は、大人になってからの運動習慣や健康状態にも影響すると言われています。だからこそ、この大切な幼少期に体を存分に使って遊びを楽しむ経験ができればと考えます。
今年度の“おひさまといっしょにGO!GO!”ですが、子ども達は日頃の保育の中で、思い切り体を動かす楽しさや気持ちよさ、友だちと一緒の嬉しさや温もり、競い合う経験や自分の力を出し切った達成感などを、日々感じながら過ごしていきたいと思います。南御厨交流センターのグランドもお借りしながら、15日(金)までを“おひさまといっしょにGO!GO!”の遊びの活動と捉え、時には他クラスの応援をし、時には自分たちの運動遊びを披露する…そのように過ごしていこうと思います。保護者の皆様にも活動の様子やお子さんの楽しみながら体を動かしている姿、挑戦する姿等を共有していただきたく、日頃の様子を数回にわたって動画配信いたします。動画を見ていただき、お子さんとの会話にもつなげていただけたらと思います。

すみれぐみ、ひまわりぐみにはACPの資料を配布しますので、ぜひご覧ください。
参考文献:ACPガイドブック