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~ご入園ご進級 おめでとうございます~

園長 大塚麻紀子
 春の花がきれいに咲き、彩り豊かな景色は気持ちが明るくなりますね。このような気持ちで新年度をスタートできる喜びに、感謝の気持ちが膨らみます。3月末40名の年長児が卒園し、本日22名の新入園児を迎えて2023年度がスタートします。お子様のご入園、また在園家庭はご進級おめでとうございます。
こうのとり東では、0歳児~5歳児の園児、そして放課後児童クラブの児童たちが生活をしています。生活を共にして育ちあう姿が見られ、子ども同士の交流やお互いの様子が見える環境の中で、自然と「やってみたい」という気持ちを引き出し合う姿が見られます。
園での子どもの姿より・・・
《0歳児》5歳児と一緒に近所の造立神社へお散歩に出かけた日。夕方、0歳児クラスに私が行くと、いつも通り人見知りで警戒した表情のAちゃん。「今日お散歩に行ったの?」と聞くと、首を小さく縦に1回うなずくだけ。続けて「ねぇねと手を繋いだの?」と聞いてみると、先ほどの反応とは変わり「ねぇね!!」と言葉で返ってきました。大好きなお姉ちゃんの話題には大きな声で言葉が返ってきて、まん丸く見開いた目で表情が和らぎ、楽しかった嬉しかったという記憶と気持ちが伝わってきました。
《5歳児》卒園記念品でいただいた竹馬に挑戦。竹馬に足をのせるとバランスのとりづらさを体感し、不安定さにドキドキしながら面白さを感じつつ、「むずかし~」「ちょっとこわいかも・・」の言葉。そのうち春休みの学童さんも加わり、みんなでかわるがわる取り組んでいました。簡単に出来るようになるものでもないので、諦める子もいました。2日が過ぎた頃に再び見に行くと、すいすいと一人で竹馬での歩行が出来る小学生を発見。その姿をじっと見ていた5歳児は、小学生への憧れの気持ちと、春から通う学校への期待がさらに膨らんだことでしょう。また、気分はもう小学生で、堂々とチーム作りの輪に加わって対等に意見を交わし、学童さんのサッカーに仲間入りする子もいました。
《学童》オリーブのへやでは、カタミノ(木製パズル)を次々に組み合わせて完成させていく3、4年生の様子を見ていた1年生。その後1年生2人でじっくりと取り組み出し、ピースの向きを変えながら大人に答えを求めるのではなく、自分たちで試行錯誤していました。
園での遊びは職員がきっかけを作ることもありますが、目の前の環境や周りの子ども同士の姿がきっかけとなり、「やってみたい」と自らじっくり取り組むことが多いです。環境や人との関わりが豊かであることが子どもたちの園生活を支えていく、その中で心と体が豊かに成長していくということを今一度大切に考えていきたいと思います。
これからまた新しい1年が始まりますが、新生活の始まりを楽しみと感じるか、それとも戸惑いを感じるか、子どもたちが見せる反応は一人ひとり違うことでしょう。変化は楽しみでもあり、不安でもある、大人である私たちも同じですね。不安な気持ちは受け止めつつ、安心して楽しみがみつかるよう、一人ひとりの気持ちに寄り添い、職員一同で温かな保育を心掛けていきます。また、こうのとり東が、子どもたちはもちろん、保護者の皆様や、私たち職員が、安心して自分らしくいられる場所となることを、より一層目指していきたいと思います。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。