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5月の聖句

「安心して行きなさい」(マルコ5章34節)
日本キリスト教団 中遠教会 
兵藤辰也牧師

 「安心」が今回のテーマです。安心というのは読んで字のごとく、「心が安んじている」ということです。新年度が始まったばかりのころはどうしても落ち着かない気持ちになりやすいものですが、そこからだんだんと子どもたちの様子も落ち着いてくるのが今の時期です。どうしてそのようになるのか。子どもたちが「心安んじている」ようになるからでしょう。どこでそのような心持になるのか。自分のクラスの先生とのつながりが出来てくるからでしょう。「先生はいつもわたしの事を見ていてくれる。」「先生は私のことを分かってくれている」ことが子どもたちの中で確かなものになるにつれて「安心」が増えてきます。
友だち同士の関わりでもそのようなことが生まれてきます。その1つの現われは子どもたちと周りの人との間で「目が合う」ということだと思います。年度末の井桁先生の講演の中にもありました。人間は目と目を合わせるコミュニケーションをするように体の仕組みが出来ている、と。今月の聖句では病気の女性とイエス様との出会いが描かれます。そこでイエス様は女性と目を合わせて語り、「私はあなたを見ているよ」と伝えておられます。だから「安心していきなさい」とおっしゃいました。今月も沢山子どもたちと目を合わせて頂けると子どもたちは安心して毎日が過ごせるようになります。