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ご入園、ご進級おめでとうございます

園長 平野春江
2018年度の保育・教育の歩みが始まりました。進級のお子様は、ひとつ大きくなった喜びを胸に、そして、新入園のお子様は、不安を心に秘めつつも本日、入園進級式が無事に執り行われました。お子様のご入園ご進級おめでとうございます。神様のお導きによる新たな出会いに感謝致します。新入園のお子様にとっては、新しい環境で保護者の方から離れて園生活を始める第一歩でございます。一日も早くお子様が安心して登園し「また明日もこども園で遊びたい」と思えるよう、心を尽くしてかかわって参ります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
 在園児の保護者の皆様には、年度末特別保育に御協力頂きましたこと感謝申し上げます。新年度の準備と共に、聖隷の磐田・浜松地区のこども園・保育園(9ヶ園)職員の合同研修会を行わせていただきました。今回は、聖隷クリストファー大学 社会福祉学部こども教育福祉学科 助教授の細田直哉先生に「保育者は子どもとともに環境の中に夢を描く-子どもの目と保育者の目」と題してご講演いただきました。細田先生は現在「環境を通した子どもの発達」を研究テーマに御尽力されており、聖隷のこども園・保育園の保育環境の現状を基に、職員が学び合うことができました。事前に、当園にも訪問し、実際の子ども達の遊びや生活の場面を写真に収め、こどもの行動や姿から、環境についての具体的なご指導もいただきました。大人(保育者)から見て『困った行動』として表れるこどもの姿には、必ず意味があり、保育者は子どもの目と専門職としての大人の目の両方を持ち合わせて捉えることが必要であり、『困った行動』として表れている表面的な理解ではなく、その行動の背景(子どもの心情等)を考えなければなりません。『何をしようとしているのかな』『何をしたいのかな』『何故、このような行動が現れるのかな』等と様々な視点から捉え、深く考えていきます。子ども(子どもの姿)と対話をしながら、適切な環境を整えていくことが大切となります。幼保連携型認定こども園における保育及び教育は環境を通して行うものであり、そのための環境は、園児が自らの興味や関心に基づいて、自発的、主体的に関わりたくなるものであることが重要となります。話は少し変わりますが、先日、幼児の子ども達が遊んでいる所に行って初対面をしました。「こんにちは。4月から園長になります。平野春江です。よろしくね。」と自己紹介をすると「こんにちは」と笑顔で返してくれました。『スピードカップ』という知育ゲームをしていましたので「仲間に入れて。このゲームやったことがないから、遊び方を教えて」とお願いすると、やって見せながら、私に伝わるように教えてくれました。実際にやってみると、このゲームでは、瞬発力・判断力・観察力等が必要であり、遊び込んでいる子ども達に真剣に挑んでも負けてしまいました。子ども達は、楽しみながら、ルールやマナー・コミュニケーション等を含めた様々な学びを得ていることを感じました。聖隷こども園こうのとり豊田の保育・教育理念にもあります『自己発揮できる環境の中で創造性を育てる』を基に、子どもの主体性を大切にした環境を整えてまいりたいと思います。今年度もどうぞ、よろしくお願い致します。