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安心

園長 平野春江
 2019年度の教育・保育の歩みが始まりました。本日は、お子様のご入園、ご進級おめでとうございます。進級のお子様は、ひとつ大きくなった喜びを、そして、新入園のお子様は不安な気持ちを秘めつつも、新たな始まりに胸を躍らせながら入園進級式が無事に執り行われました。在園児代表で4歳児(ぱんだ組)と5歳児(きりん組)が式に参列し、大きくなった喜びを共に分かち合いました。新入園のお友達を迎え、皆で讃美歌を讃美し、5歳児によるハンドベルの演奏を披露するなどして歓迎の意を表しました。新入園のお子様と保護者の皆様との新たな出会いに感謝致します。式の間、子ども達の笑顔とそれを微笑みで見守る保護者で、会場は喜びに満ち溢れておりました。こうして私達を導いて下さる神様の愛を感じました。
 さて、新入園児の保護者の皆様は、初めてご家庭から離れて集団生活の場であるこども園に愛おしいお子様を託すということで、心配なこと、気がかりなこと等がおありのことと思います。又、お子様も、初めて大好きなご家族と離れることで慣れるまでは緊張で不安な日々を過ごすことになるかもしれません。又、在園のお子様や保護者の皆様も新たなクラス新たな保育教諭とのスタートにやはり心細くなり心落ち着かない日々を過ごすこともあるかもしれません。そのような子ども達が一日でも早く保育教諭との信頼関係を築き、安心して生活できるように、集団の中での“個”を大切にしながら歩みを進めてまいりたいと思います。こども園は、遊びや生活を通して学ぶ(教育の)場でございます。その基盤には、やはり安心を得ることが大切となります。その事を、しっかりと心に留めて保護者の皆様と共に成長を見守ってまいりたいと思います。

 安心
 子どもが自分らしくあり、持てる力を発揮して成長するためには「安心」が必要です。赤ちゃんが信頼できる大人の膝の上で安心してはじめて周囲のことに興味を持ち、膝の上から這い出すように、そして、予想外のことがあって驚くと膝の上に急ぎ戻ってくるが、再び膝の上で安心すると、興味を持って動き出すように、探究心を発揮し、自らの力を使うためには、生活の基盤に「安心」があることが欠かせません。(冊子 キリスト教保育より)

 膝の上を必要としているのは、赤ちゃんだけではありません。子ども達一人ひとりが、不安な時、心配な時、嬉しい時等に振り返ると、安心できる保育教諭が見守っていてくれているという環境を作り、その安心の下、様々なことに興味や関心を持って主体的に動き出せるように援助してまいりたいと思います。今年度も1年間よろしくお願い致します。
新年度を始めるにあたりまして、当園の教育・保育理念を保護者の皆様と分かち合いまして始めさせていただきます。
~聖隷こども園こうのとり豊田 教育・保育理念~
・愛されて愛する心を知りお互いが大切な存在であることを知る
・一人ひとりの違いに気付きお互いを認め合いながら共に主体的に生活する。
・自己発揮できる環境の中で創造性を育てる。
・在園、地域の子育て家庭が、心豊かな環境で子育てできるように支援する。