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保護者の皆様の力を借りて

園長 平野春江
 新型コロナウイルス感染症第6波の渦中にあり、静岡県からもまん延防止等重点措置に関わる対応方針が示されました。日々の生活において今まで以上に感染防止に神経を注いでいることと思います。園においても、当たり前として定着している手洗い・消毒・マスクの適切な着用・換気・職員は子どもと離れて食事をする等の強化をより一層努めてまいります。保護者の皆様には感染防止対策のご協力を頂き感謝申し上げます。引き続きどうぞよろしくお願い致します。
 さて、今年度も残すところ2ヶ月となりました。例年ですと2月の懇談会にて1年間のクラスの子ども達の成長をお伝えして保護者の皆様と共に喜びを分かつ時を持っております。今年度は、新型コロナウイルス感染防止のために集うことは控え個人面談という形でお子様一人ひとりの成長をお伝えしていきたいと考えております。ご家庭でのお子様のご成長等も是非、聴かせて頂きたいと思います。また、今年度より保育ICTシステムコドモンを導入し、保護者の皆様との連絡ツールや教育・保育の可視化(ドキュメンテーション等)として活用してまいりました。年度当初、職員が不慣れな為に御迷惑をお掛け致しましたが保護者の皆様のご理解ご協力を頂き進めていくことができました。保育ドキュメンテーションは、全クラスが遊びや生活の中での学び等について写真を用いて(文章だけの時もあります)毎日配信しております。この保育ドキュメンテーションは、子どもの姿や行動・発想・つぶやき等から見えてくる子どもの世界や遊びの過程(プロセス)を写真と言葉で表現して、タイムリーにお届けしております。子どもの行動には必ず意味があり、保育教諭は子どもの言動(表情や目線等も含む)から『何が育とうとしているのか』『何に興味を示しているのか』等と保育ドキュメンテーションを作成しながら保育を振り返り明日への保育に想いをめぐらす時でもあります。保護者の皆様も保育ドキュメンテーションを楽しみにして下さっているのが連絡帳等を通して伝わってまいります。保育ドキュメンテーションを基に親子の会話に繋げたり、一緒に楽しんで下さっている様子が伺えます。また、利点としましては、制限のある時間設定ではありますが映像もお届けできることです。新型コロナウイルス感染防止対策として磐田市が打ち出しました9月の家庭保育のお願い期間には長期間に渡り多くの園児がお休みをしました。その際、職員から『子ども達が家庭保育でどんな風に過ごしているのかな。退屈していないかな。』等の心配の声が挙がりました。そこで、「子ども達や保護者の為に祈りたい…」「何か私達にできることはないか」と考え、離れていても繋がりたいという思いから職員によるお祈りや体操の動画を配信致しました。その動画をお子様と視聴して下さった保護者の方々からは、ご家庭からコドモンにて感想やお子様の様子を多く寄せて頂きました。また、体調不良等でお休みしているお子様の様子(検温等)を毎日お知らせ頂き職員も把握することが出来ております。乳児(0,1,2歳児)クラスは、現状、個別の連絡帳を週2回程度配信しております。(幼児は、必要に応じて配信しております。)限られた回数だからこそ、出来る限りAさんに向けて…Bさんに向けて…と成長の姿をより丁寧にお伝えできるように取り組んでおります。しかしながら、まだまだ職員の技量不足により保護者の皆様には物足りなさを感じさせてしまっているのではないかと心配しております。今後も職員で研鑽し、保育ICTシステムの利点を活かしながら保護者の皆様に教育・保育を可視化してまいりたいと思います。2月の個人面談は、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、各御家庭15分という限られた時間の中ではございますが、保育ICTシステムについてもご意見ご感想等がございましたら遠慮なくおっしゃって下さい。頂いたご意見を励みに精進してまいりたいと思います。