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積み重ね

園長 平野春江
 初蝶の姿を見かけ本格的な春の到来を嬉しく感じております。子ども達も春探しに大忙しになりそうです。
 さて、2月26日(土)は、乳児対象の行事『わくわくフェスタ』が行われました。新型コロナウイルス感染防止の為、ひよこ組(0歳児)は、通常保育の中で行わせて頂き、りす組(1歳児)うさぎ組(2歳児)が、クラス毎に時間を分けて開催しました。日頃より子ども達が興味・関心のある遊びを中心にコーナーを設け、親子(保護者1名)でご参加頂きました。開催の有無については、職員間で検討を重ねてまいりました。コロナ禍により過去2年間連続で開催を中止しておりました。今、ご家庭においても感染防止の為に不要不急の外出は控えている事と思います。休日も家の中で過ごす時間が多くなっている中で家の中でもご家族で楽しめる遊びのヒントを一つでも持ち帰って頂きたいという思いから開催を決定しました。段ボールで作成した親子で乗れるバスごっこ遊びコーナー、親子触れ合い遊びコーナー、廃材を利用しておもちゃを作る製作コーナー、絵本コーナーの4つです。年齢毎に約1時間という限られた時間でしたが、多くの保護者の方がご参加下さいました。(参加内訳 母親73% 父親27%)絵本コーナーでは、お子様が自分で好きな絵本を手に取り、お父様やお母様の膝の上や横に座って大好きなご家族の声で絵本を読んでもらっていました。1冊読み終わると棚に片付け、また新しい絵本を選んでひざの上に…何度でも読んでもらっていました。読んでもらっている時のお子様はとてもいい表情をしていましたし、読んであげている保護者の方も穏やかな表情でした。以前園では、乳児の絵本の読み聞かせも幼児同様に集団で行っておりました。しかし、乳児期は個々の成長発達に応じた丁寧な対応が大切であり、絵本の読み聞かせも1対1で行うようにしました。子ども自身が読みたい絵本を選び保育者の膝の上に座って1対1で読んでもらいます。その毎日の積み重ねの中で絵本の楽しさや心地よさを知っている子ども達です。今回の絵本コーナーでの様子を拝見し、あらためて絵本の素晴らしさを再確認しました。親子触れ合い遊びコーナーでもお父様やお母様がお子様と一緒に思いっきり体を動かして遊んで下さり、子ども達の笑顔が会場に溢れていました。行事の趣旨をご理解頂き、お子様の声を聴きながらご参加頂き感謝申し上げます。
 3月は、34名のきりん組(5歳児)の子ども達が巣立ちの時を迎えます。保育年数が一番長いお子様で6年間をこども園で過ごしました。きりん組のお兄さんお姉さんとの最後の思い出にお別れ遠足やお別れ会等も計画しています。小さい子を見かけるとさっと駆け寄って手を繋いだり、靴を履かせてあげたりと優しく接する頼もしいきりん組の子ども達です。そこには、神様に守られご家族の方々から沢山の愛を注がれ心地よい経験と安心を積み重ねてきたから成せる姿ではないかと感じます。職員もその一端を担うことの出来る幸いに感謝します。在園の保護者の皆様1年間ありがとうございました。