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6月の聖句

「神はモーセに、『わたしはある。わたしはあるという者だ』と言われ、また、『イスラエルの人々にこう言うがよい。「わたしはある」という方がわたしをあなたたちに遣わされたのだと。』」
(出エジプト記3:14) 


わたしはある

宝塚栄光教会牧師 岩間 洋
 梅雨入りが近い頃になりました。天地を創造された神は、太陽を照らし、雨を降らせて、自然の恵みを与えていてくださることを感謝します。
 昔、イスラエルの民はエジプトで奴隷生活を強いられていました。彼らは苦役が課せられる中から、神に救いを叫び求めました。すると真実な神は、彼らの叫びを聞かれ、モーセをお立てになって、彼らをエジプトから導き出そうとされました。そのモーセが神と出会った場面です。神は、燃える柴の中からモーセに呼びかけ、彼を用いてイスラエルの民を出エジプトさせようとしておられる旨を告げられました。彼は驚き、かつ恐れました。そして、“私が民のもとへ行ったとして、彼らが、誰がお前を遣わしたのかと問うたら、私は何と答えたらいいでしょうか”と神に尋ねました。その時に神が答えられたのが、上述の言葉です。「『わたしはある』という方がわたしをあなたたちに遣わされたのだ」と答えよ、と言われるのです。「わたしはある」これが神の御名(みな)(お名前)です。
 「わたしはある」とは、神は初めから存在しておられ、この後も永遠に存在しておられます。神は自存のお方であり、誰にも依存されません。また神は権威と力を持っておられ、私たちを必ず救い、助け、守り、導かれます。この神に信頼していくなら、私たちはいつも平安なのです。