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7月の聖句

「その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。『見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。』」
(ヨハネによる福音書1章29節)


神の小羊

宝塚栄光教会牧師 岩間 洋
 イエス・キリストがいよいよ神から与えられた使命を果たすため、社会に公に姿を現し、その働きを始められたころ、キリストに洗礼を授けたバプテスマのヨハネは、近づいて来られるキリストを見て、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。」と言いました。キリストのことを人々に紹介したのです。これは、キリストがどういうお方かを端的に表現した言葉です。小羊とは、祭司が祭壇にささげる犠牲です。人が罪を犯したとき、その人は犠牲の小羊を携えて、祭司のもとに来ました。祭司は小羊を殺して、その血を祭壇に注ぎ、その体を祭壇の上で焼くという儀式を行いました。その儀式によって、その人の罪は神様から赦されました。
 ヨハネは、キリストがその犠牲の小羊だと言ったのです。その通り、キリストは33年半のご生涯の後、十字架に付けられて死なれました。当時のユダヤの指導者たちの妬みを買って、謀殺されたのですが、実は私たちすべての者の罪を贖うために、自ら十字架にかかられたのです。私たちの罪を取り除くために、神にささげられる小羊として。このキリストを信じる者は、だれでも罪が赦され、きよい魂とされて、神の子どもとしての新しい命で生きる者になるのです。