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9月の聖句

「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。」
(詩編23編1節)


主は羊飼い

宝塚栄光教会牧師 岩間 洋
 猛暑が続いた夏も過ぎ、まだ残暑があるとは言え、秋のたたずまいが感じられます。六甲山系の美しい緑を見ていると、詩編23編を思い出します。150もの詩編の中で、文体や表現がもっとも美しいと言われている詩編で、イスラエルの王ダビデが歌ったものです。主(神様)と自分を羊飼いと羊になぞらえています。羊という動物の特徴は、臆病でちょっとした物音に驚いて駆け出すこと、群れを成して生息すること、群れから迷い出ると自力で戻ることができないこと、などがあげられます。まるで私たちのことのようです。私たちも、些細な事でおじ惑い、恐れます。みんなと一緒でなければ不安です。迷いやすく、自力で回復しにくいものです。そのような弱い私たちには、守り、養い、正しく導いてくれる羊飼いが必要です。そのまことの羊飼いがイエス・キリストです。良い羊飼いであるキリストのもとにいるなら、私たちに何も欠けることがありません。私たち自身は欠けだらけの存在ですが、キリストがすべての欠けを満たしてくださいます。羊が羊飼いのもとに憩うように、私たちもキリストに信頼して、そのもとに安んじていきましょう。