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「喜んで」

ご入園、ご進級おめでとうございます。桜の花も満開で、新しい出会いをお祝いしてくれているようですね。野上あゆみ保育園では、29名の子どもたちを迎え108名で28年度をスタートしました。ひとつ大きなクラスになったことに、少し不安を持ちつつも喜びいっぱいの姿、新しい環境にまだまだ戸惑っている姿などいろんな表情を見せてくれています。私たち職員も子どもたちが園生活に慣れ、笑顔いっぱいで過ごせる日がくることを心から願っています。
1日の入園式後、各クラスで子どもと共にお祈りをしました。「大きくなったことへの感謝」と「健康で楽しい毎日が送れるように」と。子どもたちは、心静かにお祈りを一緒にしてくれました。「神様の大きな愛」と、「自分が愛され受け入れられている存在である」ということに、お祈りや礼拝だけでなく、生活の中でたくさん感じて欲しいと思います。
 「知る」ということは「感じる」ということの半分も重要ではないと説いたアメリカの学者がいます。子どもが出会う事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、様々や情緒や豊かな感受性は、この種子を育む土壌です。種子には、自分で育つ力があります。不思議だと思う気持ち、美しいと心を動かす経験を自然と親しむ中で一緒に感じていきたいと思います。        
辻田紀子