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「引き渡し訓練」

 オリンピックも暑い夏と共に終わりを迎えました。結果を求められるプレッシャーの中で、自分のもっている力を最大限発揮するということは、そこに至るまでに大変な努力があったからこそだと想像できます。たくさんの感動とドラマを「ありがとう」と選手の皆さんに拍手を送りたいですね。
 さて、9月1日防災の日に引き渡し訓練をしました。関西地方に大規模地震が起こった想定で、避難訓練を行いました。2階の乳児クラスは、非常階段を使用し園庭へ移動し、すみれ組・ひまわり組は、上履きと防災ずきんをかぶり避難しました。子どもたちは、避難の時の約束ごとを覚えていて、しゃべっていたり、お友だちを押したりする姿はなく、真剣な表情で取り組んでいました。お迎え予定の保護者の方を、園庭で15分ほど待ち、クラスごとに引き渡しを担任が行いました。22名のお迎えの方と在園児のルートをしっかり分けることで、混乱もなくスムーズに終えることができました。訓練を通して、実際にこういう事態になった時のことを、イメージすると公共の交通機関が遮断された場合、大阪や神戸などへ電車で通勤されている方は、園までどれくらいの時間を要するのか、お迎え時の混乱、交通整理、近隣の被害状況の把握、園舎の安全点検など、想定するだけでも様々な要素があげられます。「備えあれば憂いなし」ひとつでも多くの想定ができるよう職員と共に話し合い、また、今年度の反省を生かして来年の計画を立てていきたいと思います。
 ちなみにですが、私は、我が家から園まで徒歩で1時間かかりました。職場からの距離を測ってみたり、ご家族で防災について話し合っておいたりすることも必要ですね。
辻田 紀子