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「子どもの心に寄り添って」

 ご入園、ご進級おめでとうございます。桜の花が満開になるのももうすぐかと思わせるような晴天の中、野上あゆみ保育園では、26名の子どもたちを迎え104名で新年度をスタートしました。在園児は、ひとつ大きなクラスになったことを喜び、新しい担任と共にいつもと変わらない落ち着いた朝を迎えられたことに感謝致します。
 保育において大切にしなければならないことは、一人ひとりの子どもの思いを受け止め尊重しながら、その子どもが自分の力で歩き出すことができるような援助をすることだと思っています。その援助とは、子どもの内面を理解しようとする意識を持つことと愛情ではないでしょうか。特に幼児は大人が、どのような姿勢で関わり、子どもの心の動きに寄り添ってどのような言葉をかけていくのかが重要だと思います。子どもは、自分が確かに見守られ受け入れられていると感じる時に、初めて自分らしいのびのびした行動や心の動きを見せてくれます。反対にその存在が無視されたり、否定されたり、あるいは過剰な要求や期待をかけられたりすると、不安感や戸惑いから心を閉ざしてしまったり、本意ではない行動をとるようになったりします。何よりもまず、温かい感心をもって見守る姿勢でいたいですね。
 一年間、どうぞよろしくお願い致します。
辻田 紀子