グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム  > 「夢中になる経験」

「夢中になる経験」

 白やピンクのハナミズキの花が市内の沿道にきれいに咲いていますね。ハナミズキを見ると私はなぜか芯の強さを感じます。自然の力でしょうか。
 入園進級から1か月が経ち、子どもたちの様子も少しずつ落ち着いてきました。乳児クラスの子どもは、玩具に手を伸ばしたり園庭で心地よい風に吹かれながらこいのぼりを見上げたりしています。幼児クラスでは、生活の流れを確認しながら自分で用意をしたり、気の合う友だちと遊びを通して関わりながら過ごしています。まだまだ緊張感は持ちつつですが、ゆっくりと見守っていきたいと思います。
 4月25日の朝日新聞に、「勉強好きになる子はどんな子?」という記事が載っていました。学年が上がるに連れ、勉強が嫌いになる子どもが増える中、好きになる子は「新しいことを知るうれしさ」などが動機で、「テストで間違えた問題をやり直す」「くり返し書いて覚える」という学び方が多いという傾向が明らかになったそうです。「勉強に限らず、小さい時から何かに夢中になる経験が、多様な学びの動機づけにつながる。子どもの好奇心を育てて欲しい。」とのまとめがありました。子ども達がたくさんの遊びを経験する中で「楽しい」「面白い」「何だろう」を感じていけるような園生活であるよう考えていきたいと思います。先日も、積木の講師に来て頂き、3・4・5歳児クラスが積み木遊びを年齢別に楽しみました。特にひまわり組は、自分のイメージを膨らませながらもくもくと作り上げていく子、友だちと数人で会話をしながら共同で作り上げていた子など、様々な姿がありました。継続して取り組んでいきたいと思います。
辻田紀子