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「夢に向かって」

 もう少し雨を楽しんでから水遊びシーズンを迎えたいところですが、天気だけは思うようにはいきませんね。
子どもたちは、3日にプール開きを迎え4・5歳クラスでプールの清掃を行いました。夏に向けての準備は整いました。体調を整えて夏の遊びを十分楽しみたいものです。
 今年も5月に職業体験の場として中学2年生の受け入れをしました。事前のオリエンテーションで「将来の夢はある?」と問いかけた時に「ありません」と答えたひとりの学生さんがいました。保育園や児童館を希望して職業体験に来る場合「子どもが好き」とか「子どもに関わる仕事に興味がある」等の返答が多い中、ありませんと答えたことがとても気になり、5日間過ごす中で何か感じる瞬間があったら良いなと思いつつ過ごしていきました。最終日、どのように感じたのかを聞いて見ると「赤ちゃんの柔らかさ、心臓の鼓動を実際に感じとても感動し、教育関係の仕事をしたい」とキラキラした目で話してくれました。きっと心が動いたのでしょうね。私はそれがとても嬉しくて、思わず事務所に入ってすぐ、そこにいた職員に報告したのを覚えています。本当に実現するかどうかが重要なのではなくて、自分の目標や夢に向かって努力をすることが大切なのだと感じます。大人は、結果で判断してしまうことが多いのですが、そこに向かっていることをそのまま認め、見守っていきたいものですね。子どもたちの未来を陰ながら応援する大人でいたいと思います。
辻田 紀子