「体を動かすことを喜ぶ」

　10月になり、青く高い空や心地良い風を感じ、戸外遊びに心が躍りますね。
　プール活動を終えてからの子ども達は、まさに園庭を走り回ってひとりひとりが興味のある活動を楽しんでいます。特に幼児クラスは、かけっこ・大縄・竹馬・平均台など体全体を使う遊びに興味津々で、挑戦している姿を見かけます。そうした子どもの姿から各クラス担任は、のがみっこひろばで取り組むプログラムを組み立てていっています。時に、振り付けの動きを子ども達と一緒に考え取り入れてみたり、リズム遊びで好きな動きをやってみたりしている今日この頃です。当たり前のことですが、年齢によって子どもの姿は様々です。乳児クラスも安定した毎日の生活を過ごす中で、心が動くような刺激を受けたり、その心を共感してもらったりすることで、自ずと体も動いていきます。「できた」「できない」という目の前の見える成長に関心がいってしまいがちですが、できる前の「やってみたい」「やってみよう」の子どもの心を大切にすることで、体を動かすことの喜びにつなげていきたいと思っています。もうすぐ「のがみっこひろば」です。幼児クラスは、プログラムによって「心を合わせる」ことも経験できたら素敵だなと思っています。
　「心が動く」瞬間が、たくさん訪れますように・・・　　　　　
　※９月１日の引き渡し訓練では、ご協力ありがとうございました。
辻田　紀子