「クリスマスを楽しみに」

　あっという間に１２月を迎え、夕方暗くなるのも早くなりましたね。
　園内は、クリスマススを待つアドベントの期間と共に賛美歌やページェント（降誕劇）の歌が響いています。アドベント礼拝を守り、ページェントを通して子ども達はクリスマスの意味を知ったり、登場人物の気持ちを考えてみたりしながら、どの役もイエスさまのお誕生をお祝いするためには、重要な役であることを知り演じることを楽しんで欲しいと思います。
　子ども達は、様々な体験を共にすることによって、お互いを知りそれぞれにつながりがでてきていくことでしょう。仲間の存在を感じ、安心して自分を表現できるようになっているこの時期、それぞれの年齢にあった表現の仕方で、クリスマスの喜びや感謝を表すことができたら良いと思います。
　ひまわり組は、ページェントの配役決めの中で様々な心の動きや想いを経験します。自分の希望する役に慣れなかった児もいたと思います。自分の思いが通らなかった経験は、試練や葛藤を乗り越える力を育みます。思いに寄り添ってくれる保護者や友だちと共に次に向かう意欲と自信に繋がるのではないでしょうか。私達、保育者はその姿を認め、子ども自身の力を信じて見守りたいと思います。
辻田　紀子