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「ちっちゃいガマンは大敵」

 2月は逃げると言い、あっという間に過ぎてしまいそうですが、今年度の締めくくりに向かってひとつひとつ丁寧に進んでいきたいと思います。
 「ちいさいなかま」という雑誌に、生活の場面でよくある「ちっちゃいガマン」が子どもに与える影響についての記述がありました。私達大人が、当たり前のように連発してしまう「ちょっと待ってね」「あとでね」「今はダメ」というセリフ。これらの理由は、「このくらいは聞いてもらわないと」「今は仕方がない」「ガマンも覚えてもらわないと」など、大人の都合が満載ですが、子どもに大きな影響を与えているなんて思いもしません。ところが、最近の相談から「子どもの気持ちが折れたのは、ちっちゃkガマンがたまりにたまって、おっきなガマンになってしまったからかもと思うようになりましたと・・」「たまったガマンが子どもの心を壊しにくるのでは・・と」ありました。まさに、その通りかも知れないと思いました。大人は、自分の思う通りにいかないこともあるということを経験から知っています。だからガマンをしていたとしても気分転換をしたり、好きなことをする時間を作ったりすることでコントロールできているのだと思います。でも、子どもはそれができません。だから突然、「いや!」「行きたくない!」などなど大人が戸惑うことが起こります。気持ちに寄り添うとは、思っているより難しいものですが、「嫌だったんだね」「そんな気持ちだったんだね」とまずは目を見て受け止めていくことをしていきたいものですね。     辻田 紀子