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「育ち」

 梅の花も咲き始め、春の訪れを感じられる今日この頃ですね。あっという間の3月で、1年の子どもの成長をもっとも感じられる頃かもしれません。花に例えるのであれば、一人ひとりの心の中には、どんなつぼみが膨らんだのでしょうか。たくさんのつぼみが、花開くことを大切に、そして楽しみにしていきたいと思います。卒園するひまわり組の子どもたちのこれからも祈っています。
 幼児期に経験する楽しくておもしろい遊びの中には、危ないこと、困ったこと、失敗、無駄など、大人からすると「マイナス」と思われることがたくさん含まれています。しかし、その中で意識・探究心・頑張る・悔しい・折り合いをつけるなど、人間として生きる力がたくさん育っていきます。上手くいかない経験から学ぶこともあるということを忘れないようにしたいですね。子どもが葛藤している時に、どんな言葉をかけたらいいのかと悩むこともあると思いますが、あれこれと聞くのではなく、まずは気持ちを受け止めてあげたいですね。先日、職員が受けた傾聴の研修報告を聞きました。話し手が発した言葉を繰り返し、「〇〇だったんだね」と返すだけども『聴いてもらっている』と感じるということでした。覚えておくと良いかもしれませんね。
 今年度も、保護者の皆様のご理解・ご協力を賜り感謝致します。1年間、ありがとうございました。  辻田 紀子