グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム  > 「自ら学ぶ子ども」

「自ら学ぶ子ども」

 さわやかな季節はあっという間に過ぎ、湿度や気温、天気が気になる時期になってきましたね。熱中症への配慮も欠かせません。体調を崩しやすい時期だからこそ、無理のない生活リズムや休息を心がけたいですね。
 先日の「親子で遊ぼう」では、たくさんのご参加ありがとうございました。子どもたちの笑顔もさることながら、保護者の皆さんが泥団子を一緒に作ったり、ままごとコーナーで美味しそうなごはん作りをしていたりと一緒に遊ぶということを喜んでくださったことがアンケートからも伺えました。一緒にやりとりをしながらの遊びの時間は、きっと心に素敵な場面として残っていくと思います。大切にしたいですね。
 5月12日の朝日新聞創刊号に「2020学びが変わる 自ら学ぶ子どもの育て方」という題で東京の麹町中学校の記事が載っていました。生徒の自立を促す取り組みで、(例えば学校行事は生徒が企画・運営するなど)注目を集めているとのこと。主体的に学ぶ子どもはどうすれば育つのかとありました。一斉授業ではなく、今後の授業のイメージは、「子ども同士が話し合ったり、考えを求めたり、自分で調べて発表したりしながら、学びを深めてく場面が増えるだろう」と予想していること。そして、社会の変化から、人工知能(AI)の登場などで、知識を身に着けるだけの学びではなくなり、知識を活用して問題を解決したり、話し合いの中で新たな知恵を生み出したりするような実社会で活用できる力が加速度的に求められているとありました。
 園では、幼児期のグループ活動を通して、グループ名を自分達で決めるなどの経験の中で、他児の意見を聞いたり自分の思いを伝えたりしています。今までも大切に考えてきた自分の気持ちを伝えようと思える雰囲気作りや、自分の行動について考えられるような言葉の投げかけをより一層意識していきたいと思います。   辻田 紀子