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「経験と思いの中で」

 10月を迎えましたが、日中はまだまだ汗ばむ気温ですね。幼児クラスは、特に「のがみっこひろば」に向けて園庭で過ごすことが多く子ども達はまだまだ暑そうです。そして、涙している姿もよく見かけます。リレーは、大好きで盛り上がっていますが、勝ち負けだけが重要視されがちです。もちろん、その経験も必要かもしれませんが、ひとりひとりが自分のもっている力をだすことや、チームとして何が大切なのかなどを繰り返しの中で子ども達が考えていけることをねらいにしています。ひとつのことをみんなで取り組んだ達成感は、4・5歳児のこれからの成長にきっと大きな気づきになってくれることを信じつつ、見守っています。保護者の皆様も、是非、参加することを楽しみながら、子ども達の表情をしっかり見ていてあげて下さいね。皆さんの暖かい眼差しは、きっとたくさんのパワーに繋がると思いますので。
 9月の2週目に、法人主催のフィンランド保育研修に浜松・磐田・宝塚の保育士12名で行かせて頂きました。遊びの中での教育の在り方や具体的な取り組み、子どもだからという考えではなく、ひとりの人として個人を尊重している姿勢など様々な学びがありました。私達が保育の中で大切に考えていることと共通するところも多々あり、自分達の今を改めて思い、振り返るきっかけにもなりました。文化や国の考え方、国民性などの違いはありますが、目指す子どもの姿は、『健康で学ぶことが楽しいと思える、そして保護者と共に子どもの基礎を作っていく』でした。『楽しい』からすべてが始まっていく・・そんな毎日にしたいですね。 辻田 紀子