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「のがみっこひろばに向かって」

 関東では台風によって多くの被害が出ている中、まだまだ先の見通しが立たずにいる方々がたくさんいます。一日も早く、落ち着ける日々がやってくることを祈るばかりです。
 のがみっこひろばでは数日前の日程変更、本当に申し訳ありませんでした。予定があり、参加ができなかった児の「参加したかった」という気持ちに思いを巡らせると、申し訳ない思いで胸が熱くなります。来年度は、予備日をしっかり計画していきたいと思います。当日を迎えるまでに、幼児クラスでは様々なドラマがありました。すみれ組は「自分の力を出し一周、走りきる」を目標にリレーを始めました。初めてのリレーにワクワクしながら走っていた子ども達でしたが、回数を重ねる事に真剣な表情に変わって行きました。また、ひまわり組は、のがみっこひろばの数日前にリレーのグループメンバーで、自分たちの思いを出し合う時間を持ちました。保育者は、「どうしたらリレーを頑張れるのか」という投げかけだけをして、何も言わずに話し合いを見守りました。「〇〇ちゃん、頑張ってるね」や「〇〇君、声がでているよ」など友だちの姿を言い合ったり、「園庭で遊んでいる時に練習しようよ」と提案したりする子どももいました。これには、私たち保育者も驚きを隠せなかったと共に、子どもの成長を改めて感じた瞬間でした。子ども達が、のがみっこひろばに向かう毎日の繰り返しの中で経験したことは、きっと大切な宝物になっていくと思います。
 後日、ひよこ・りす・ほし組も園内ではありますが、プログラムを楽しむ予定にしていると、そこに幼児クラスが父兄役で登場してくれました。初めは、少し身構えていた乳児さんも目線を低くし、動きを待ってくれる幼児さんに心を開き始め、笑顔溢れる時間を一緒に過ごす事ができました。子ども同士、何か温かいものを感じていたのかもしれませんね。
辻田 紀子