グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム  > 「喜びの時」

「喜びの時」

 あっという間の3月で、進級・卒園に向かっていくこの時期に、残念ながら感染症の関係で日本中が大変な状況におかれています。一日も早い終息と、通常の日々が送れることを祈るばかりです。
 キリスト教保育指針の中に、『子ども一人ひとりの成長には、その子にふさわしい時があり、生活環境によって退行したり、とどまったり、急に変化したり、さまざまな様相の中で成長の道筋をたどる。それぞれの子どもにふさわしい成長があることを信じ、心して待ちたい。』という一節があります。この時期、子ども達の成長を何よりも感じ、この1年がかけがえのないものであったと心から思う場面が卒園式です。ひまわり組は、1年間を思い返し、式の中で振り返るコメントをみんなで語りあいました。「どんなコメントが飛び出してくるのだろう」と黙って見守っていると、「○○が楽しかった」や「○○が上手になった」などのコメントの中、「のがみっこは心をひとつしてやったと思っている」や友だちの状態をよく覚えている言葉などがあがり、気持ちの成長や自分以外のことに意識がいくようになったことに、驚きと嬉しさを感じました。卒園式は、簡素化する形となってしまいますが、コメントにあったように、ひまわり組・保護者の皆様・職員が心をひとつにして迎えたいと思います。
 先日の乳児クラスの懇談会でも、たくさんの保護者の皆さんが、1年を振り返りつつ来年を楽しみにしてくださっていることに感謝の思いです。保育のつながりは大切にしながら、子ども達を真ん中に心を新たに進んでいきたいと思います。
辻田 紀子