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「いただきます」

通常保育になり、活気あふれる保育園が戻ってきました。家庭保育が続き、園への登園を渋る姿もあるかと思われますが、遊び始めると気の合う友だちとの遊びを楽しんだり、興味のあることに黙々と集中したりして、朝泣いていたことなんて忘れているようです。「キュウリ見に行こう」「トマト少し赤くなったよ」「ナスビいくつある?」プランター側に行くと、クラスを問わず話しかけてくれます。幼児クラスを中心に採れた野菜を新鮮なうちに食しています。自分たちでお世話したお野菜は苦手意識が減るようですが、おうちではいかがですか?先日の悪天候で、トマトが倒れ、根本で折れたり、たくさんの実が緑のまま落ちたりしましたが、子どもたちは「たくさん落ちてる」と言いながら拾ってくれています。それも自然なこととして受け入れてくれているように思いますが、担任の方が落胆しています。お世話をすればするほど愛着がわき、残念な気持ちが大きいようです。職員間でどのようなねらいを持って、野菜の栽培を保育に入れているか伝えあいました。「大きくなっていく生長過程を子どもたちと体験していきたい」という思いが多く出ましたが、「植物であってもその命をいただいている。“いただきます”の意味を伝えていきたい。」という思いが出ました。とても大切なことですね。
昨年度、里子に出したカブトムシがご家庭で成虫になったと子どもたちが教えてくれます。園内でも成虫となり、朝、飼育ケースから脱走していることが時々あるようです。どうも1匹行方不明なようですよ。
7月になり、幼児クラスでは保育参加会が始まりました。今年は、新型コロナウィルス感染症対策として喫食調査は行いません。食事の時間も子どもたちとの交流の場となり楽しいひと時ですが、プール活動もありませんので、遊びの中で深めていただけたらと思います。地域交流としてのなつまつりも行いませんが、ひまわり組を中心に園内で行うなつまつりごっこを大いに楽しみたいと思います。今年は、ひと味違う夏を楽しみ、また、子どもたちの関心をたくさん拾いながら、様々な経験を積んでいきたいと思います。
小南 律子