９月の聖句

保護者の皆さんも時々耳にされるのではないかと思います。「非認知能力」という言葉があります。これはいわゆる知識などをテストするような点数化できる物差しでは計ることが難しい、しかし、確かに人に備わっている能力のことを指します。例えば「思いやり」などがそうしたものの実例です。
　私たち人間は子どもも大人も基本的には自分のことを中心に物事を考え、行動してはいます。自分中心であり、自分勝手ではありますけれど、同時にそれだけでは物足りないし、寂しいものであることを知っています。だからこそ他の人のことを気にかけたり友だちと一緒であることを求めるのです。
　私たちはついつい目に見える数字や出来栄えなどに囚われがちですけれど、「今、どんな気持ちかな」という思いで子どもたちの姿に目を注いでみると驚くような発見があったりもします。そんな発見してみませんか。
中遠教会　兵藤辰也