11月の聖句

　今月は収穫感謝の時を迎えます。春先から苦労を重ねてきたことの結果を喜ぶ時です。しかしながら今年は９月以降に起こった台風被害により、苦労が実りに結びつかなかった人たちがどれ程がっかりしていることかを思わずにはいられません。別の言い方をすれば、実を結ぶことが私たちにどれほど大きな希望を与えてきたか、ということです。
　この時期に子どもたちの成長や実りのことも改めて見つめ直しても良いのではないでしょうか。
年度が始まった４月の頃の子どもたちの様子を思うと、今皆さんの目の前にいる子どもたちはずいぶん変わってきているのではないでしょうか。体の成長も勿論あります。それだけではなく、気持ちも色々な面が増え、深くなっているのではないでしょうか。
　人によって成長ぶりの見え方は違いがあるでしょうけれど、それぞれの子どもたちが、それぞれに百、六十、三十と実を結んでいる事を見つけていただいて、喜んでくださると嬉しいです。　　　　　　　　　中遠教会牧師　兵藤辰也