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1月の聖句

「心の貧しい人たちは幸いである。天の国はその人たちのものである」(マタイによる福音書 5章3節)


 2020年という新しい年を迎えられて保護者の皆さんもそれぞれに気持ちを新たにし、この一年にあたっての願いなどを持っておられることでしょう。こうしたことは皆さんが幸せになるためであろうと思います。例えば幸せになるために「健康」を願う、幸せになるために「商売繁盛」を願うなど。そう思うとイエス様の言葉には驚かされます。「心の貧しい人たち」が幸せだとおっしゃっているのですから。どうしてこんなことが幸せなのか、私たちには納得がいきません。でも、クリスマスの物語を思い起こしてみると少し分かる気がします。というのはあそこに出てくるマリアもヨセフも羊飼いたちも皆、小さかったり、貧しかったりする人々でした。つまり、私たちとあまり大差のない人たちです。そのような人たちが自分たちを決して見捨てることのない神様と出会って喜んだ、それがクリスマスの出来事でした。小さく、貧しい者であっても自分たちが頼れる相手がいることを分かっている、これに支えられてマリアとヨセフ、羊飼いたちは愛し合って生きてゆきました。そういう幸せが聖書の中に記されています。皆さんの新しい一年が幸せなものとなりますようにお祈りいたします。                     中遠教会牧師 兵藤辰也