7月の聖句

この物語はエジプトで奴隷とされていたイスラエルの人々がモーセをリーダーとして神様に導かれた旅の足跡をたどっているものです。後ろからはエジプトの軍隊が迫っており、前には海という「にっちもさっちもいかなくなった」時でした。神様が目の前の海を右と左とに分けて下さって、その真ん中をイスラエルの人々は歩いて難を逃れました。
子育ての中でも「にっちもさっちもいかなくなる」時があります。どうしてよいかわからなくなり、辛く、悲しく、寂しく思われる時があります。そうした中で思いがけなく目の前に道が開かれるという体験をすることがあります。イスラエルの人々は行き詰まった時に神様に向かって声を上げました。すると答えが返って来たわけです。私たちも行き詰まったり、辛くなる時、その気持ちをそのまま言葉に出してみると、思いがけなく助けが与えられたり、新しい道が開かれたりします。子育って、そんな奇跡を体験することの積み重ねでもあるかもしれません。