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9月の聖句

「あなたの民はわたしの民 あなたの神はわたしの神」 ルツ記1章16節


ルツ記は旧約聖書の中の物語です。ここには嫁姑の事柄が出てきます。ルツはエリメレクという男性と結婚し、姑がナオミです。結婚してしばらくするとエリメレクが若くして死んでしまいます。姑のナオミはルツに自分の実家へ帰るように言うのですが、ルツはこれからもナオミと一緒にいると返事をします。この話は「姑を大切にするよく出来た嫁」として受け止められることもあるようですが、私はむしろ逆だと思います。姑のナオミが嫁のルツを大切にして一緒に暮らしてきた、だから人生の節目でルツは今まで自分が受けてきたものをナオミに返したのでしょ家族という人間関係一朝一夕では出来上がりません。毎日の小さな積み重ねが段々と形をとってゆくものです。そしてこの出来上がってゆく形は変わり続けて行くものです。目の前のことだけが全部だと考えなくてもよいのです。上手くいったと思えること、そう思えないこと、すべてのことをひっくるめて家族という人間関係は作られ、作り続けられるのです。