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3月の聖句

「わたしはまことのぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ」         ヨハネによる福音書 15章5節


この聖句ではイエス様と私たちとのつながりについて語られています。つながり、と言えば、保護者の皆さんが子育ての中で体験している子どもたちとの間に起こっていることもつながりです。では、これは一体何によって起こるものでしょうか。それは言葉によってでしょう。保護者の皆さんもそうでしょうけれど、園での生活においても同じです。0歳児の子どもに対しても沢山の言葉がけをしています。それは、コミュニケーションをとるためです。つまり、つながるためです。
ここでのイエス様の話の続きを読むと「祈り」(願い)が出てきます。祈りや願いというものは私たちの心の内に湧いてくるものが言葉という形をとります。つまり、自分の本当の気持ちを伝えることが出来る関わり、それがつながりと言われるものでしょう。
自分の本当の気持ちが伝えられる関わりの中に身を置くことによって、子どもたちも、私たちも人としての実りを豊かに結ぶことが出来るのです。                     中遠教会 兵藤辰也