グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム  > 6月コラム 大切な関わり

6月コラム 大切な関わり

大切な関わり

 すっかり夏のような日が続いた5月でしたが、今月は梅雨入りです。雨の日も楽しめるような環境を整えていきたいと思います。
 先日はお忙しい中、そして暑い中、幼児親子遠足にご参加いただきありがとうございました。子どもたちは朝から本当に嬉しそうでした。乳児クラスの子どもたちは通常保育でしたが、りす組(2歳児)の兄弟の子たちは、お姉ちゃん、お兄ちゃんがお弁当を持ってお母さんやお父さんと一緒に遠足に行くことをしっかり分かっていて、玄関で怒って泣いて…でも、あひる組(1歳児)くらいですと、まだよく分かっていなかったようで泣くこともなかったようです。1歳児と2歳児の成長の違いですね。2歳児になると周りの様子がよく分かるようになりますね。しかし上の子たちは、おうちの人を独り占めできる嬉しい時間となりました。ご協力ありがとうございました。
 今月はプール開きも行われます。それぞれの年齢に合わせた水(お湯)遊びをしていきたいと思います。特に小さい乳児クラスの子どもたちの中には、初めての水遊びに抵抗を示す子もいるかもしれません。そのような時は無理をせず、プールの周りでその雰囲気に慣れ、少しずつ水に親しんでいってもらえたらいいなと思います。シーズンの終わりには、プールからでることを泣いて嫌がる子もいるほど、子どもは順応していきます。そして、幼児クラスの子どもたちはプール遊びを通して、楽しいだけでなく顔付けにチャレンジしたり、もぐってみたりして「できた!!」という経験を重ねて自信をつけていきます。この時期の子どもたちの成長は本当に著しく、頼もしいものです。子どもの力を信じて伸ばすお手伝いをしていきたいと思います。
 先日、雨が降っている昼間に車で外に出ました。ちょうど小学1年生が下校する時間で、集団下校をしていた子どもたちが青信号で横断歩道をゆっくり渡っていきました。傘をさして車を気にしながらゆっくりと。私は信号が赤で止まっていたのですが、横断歩道を渡り切った子どもたちは、私にまで頭を下げていってくれました。なんとも言えない温かい気持ちになりました。幼少期に自分が大事にされて、そしてそれと同じように周りの人のことも大事にするという感覚が育っているのだろうなと感じました。
 朝や夕方、保育室に入るとどのクラスの子どもたちも笑顔で迎えてくれます。乳児クラスの子どもたちも、この頃では絵本を持って来て「読んで」とばかりに膝に入ります。「これが見たかったの?」と聞くと、うんうんと大きく頷きます。短い時間なのですが、子どもと一対一で過ごせる時間が本当に愛おしく感じます。ほんの一冊の絵本でも子どもたちは満足してくれるようです。ずっと一緒にいる担任との信頼関係には到底およびませんが、私も一人ひとりとの信頼関係が築けるよう、大切に関わっていきたいと思っています。
 新年度が始まり2か月がたちました。大人も子どもも疲れが出るころです。上手に休息をとりながら健康に過ごせるようにしたいものですね。

岡田 絵里子