グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム  > 11月コラム 家庭とこども園のつながりの中で

11月コラム 家庭とこども園のつながりの中で

家庭とこども園のつながりの中で

 戸外の木々が色づきはじめ、秋を実感する今日この頃です。
 園庭に冬芝の種を蒔き、2週間ほど園庭遊びができない状況ですが、緑の芝生が育つことを子どもたちと一緒に楽しみに待ちたいと思います。
 また、先日はお忙しい中「わんぱくひろば」にご参加いただきありがとうございました。子どもたちの様子に考慮し、昨年度から乳幼児で会場を分けて行っています。兄弟関係で色々とご配慮いただいた方もいたかと思いますが、ご協力ありがとうございました。園での行事は普段の生活や遊びの延長線上にあります。そのため、その日の様子に物足りなさを感じた方もいたかもしれませんが、ここからまた子どもたちが遊びを発展できるよう保育者の関わりのもと一緒に楽しんでいきたいと思います。

 さて、先日砂場で「かき氷いかがですか?」「こっちはアイスです!」とかわいいお店屋さんが声をかけてくれました。「じゃあいちごのアイスお願いします。」と言うと「はい、どうぞ!」と。「ありがとう、おいしいです。」と言うと「どういたしまして。」と返事が。きっと家庭で「ありがとう」「どういたしまして」のやりとりが日常的にあるのだろうと思いました。園で過ごす時間も長いと思いますが、やはり家庭での様子がごっこ遊びの中で垣間見られるものです。
 子どもは本当に大人の言動を良く見ています。大人の姿に憧れを持って遊びに反映しているのです。空き箱を使ってパソコンを作ったり、掃除機を作ったりして、憧れを実現させています。子どものそんな姿を見て、自分は憧れを持ってもらえるような「大人」だろうか?と振り返ることも大事だと思いました。

 子どもの姿を見ていると、親や保育者と表情や口調がそっくりでびっくりすることがありませんか?以前、2歳児クラスを担任させていただいた時に、保護者から言われたことがありました。「うちの子、手をたたきながら笑うんです。先生の真似みたいです。」と。無意識のうちに自分がしていることも子どもはよく見ています。ドキッとする一言でした。自分の関わりが子どもに大きな影響を与えている、ということを改めて肝に命じたいと思います。そして、家庭とこども園が子どもの生活の場として別々のものではなく、つながっていることで子どもが安心して過ごせるということをしっかり理解していたいと思います。子どもの姿を家庭と共有することの大切さを改めて思います。

 今月は収穫感謝祭が行われます。神様の恵みに感謝すると共に、その恵みを分け合える喜びを感じていきたいと思います。ご協力お願いいたします。

岡田 絵里子