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4月コラム 一人ひとりが安心できる居場所を見つけて

一人ひとりが安心できる居場所を見つけて

 新年度、23名のお子さんを迎えての春です。満開の桜がとてもきれいですね。風に乗ってひらひらと花びらが舞ってくる様子に子どもたちも「わ~きれい!」と歓声を上げています。
 この4月には新しい職員も加わり、今年度も一人ひとりの子ども、保護者の皆さまが安心して過ごすことができる園を目指していきたいと思っています。職員一同思いをひとつに、丁寧な保育をしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 さて年度末は特別保育期間のご協力をいただきましてありがとうございました。昨年度の振り返りと新年度に向けての確認や準備をする中で、クリストファー大学の細田直哉先生の講演を聴き、今年度も引き続き「保育の環境」について見直しながら、子どもが自分の居場所を見つけて安心して過ごし、遊びに熱中する中で学びにつながるような保育をしたいと強く思いました。子どもは、その年齢に応じた発達をしていきますが、大人が無意識にそれを制止していることがいかに多いかということにも改めて気付かされました。「高い所に登りたい」「広い空間で走りたい」というような行動が分かりやすいと思いますが、その状況によってそれは大人にとって困った行動に見える時があります。でも、自分の力を試したり、身体の使い方を自分で知っていく時期なのですね。今、この子は何を思っているのだろう?どうしたいのかな?という視点を忘れてはいけないということです。日常生活の中で、どれだけ無意識に「だめ」「危ないからやめて」と声をかけているか…保育をする者として振り返りました。

 子どもたちが生き生きと、自発的に遊びこむことができる環境を確保し、どの子も自分自身が認められる経験を通して、自ら考えて判断して行動できる子どもに育っていってほしいと思います。そして、保護者の方と一緒に子どもたち一人ひとりを大事にし共に成長できるような保育者でありたいと思います。

 一年間どうぞよろしくお願いいたします。   
                
 岡田 絵里子