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5月コラム 子ども同士の関わりの中から思うこと

子ども同士の関わりの中から思うこと

 新年度が始まり1ヶ月が過ぎました。泣き声が響いていた園内も、今では笑顔が増えてきました。泣いている子どもたちの姿を見て、きっとおうちの方も後ろ髪をひかれる思いだったことと思います。子どもたちも園内で自分の居場所を見つけ、安心できる保育者を見つけて過ごせるようになっていくのと同じように、おうちの方にとっても園が安心できる場所になれるよう努めていきます。心配なことなどありましたらいつでも声をかけてください。

 さて、先日の父母の会総会とクラス懇談会には大勢の保護者の方にご参加いただきありがとうございました。その時にもお話したひよこ組の子どものエピソードです。最初の2週間は自分のことで精一杯の泣き方。当たり前ですね。でも段々と雰囲気に慣れ、周りが見えてきたのか、泣いているお友達の頭に手を置いたり、肩をポンポンとして、顔をのぞく姿があったのです!まだ1歳になるかならないかの小さな子たちなのですが、すごいな~というのが素直な思いでした。身近な大人が自分にどう関わってくれるか、周りの子にどう関わっているかを肌で感じいつの間にか身についていくことの証明だなと思いました。子どもの柔軟な心に感動してうれしくなりました。また、4月早々からぞう組(年長児)の子どもたちはうさぎ組(年少児)へのお手伝いを積極的にしてくれています。自分がしてもらったように優しく着替えを手伝ったり、寝かしつけをしてくれています。相手は年少さんですので、自分の思い通りにいかないこともしばしば。どんな言葉を使ったら伝わるかな?言葉がダメなら自分がやって見せるしかない!等々、年長児なりに一生懸命考えて関わっている様子があります。よく見ていると、寝かしつけをしようと来たはずなのに、「あの子起きているからトントンしてきて!」「今度はあの子ね」と他のぞう組さんに指示をする子も登場です。自分の役割を見つけて、得意なことを活かしているのですね。見ていて微笑ましく、そして、自分で考えて行動する力がついてきているなと感じました。

 私たちは、子どもにどう育ってほしいのか願いを持ち、そのためにどう関わっていくか、また、自分自身が見本になれるような大人であるために自分の言動も振り返ることができる人でありたいと思います。

 大人も子どもも、新しい生活に慣れて疲れが出てくる頃です。さわやかな季節になりましたので、心身共にリフレッシュしながら過ごしていきたいですね。          
                                                     
                                               岡田 絵里子