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8月コラム 今を生きる子どもたち

今を生きる子どもたち

 今年の夏は酷暑となっています。熱中症の対策をしながら、元気に夏を乗り越えたいと思います。

 さて、7月は大きな行事が2つとも悪天候で中止せざるを得なくなり、楽しみに待っていた子どもたち、保護者の皆さまには申し訳なく思います。ぎりぎりまで天気予報を確認しながらの決断でしたが、職員にとっては様々なことを考える良い経験にもなりました。保護者の方には「せっかく先生たちも準備してくれていたのに。」や「決断するまで大変でしたね。」「連絡ありがとうございます。」等のねぎらいの言葉を多くかけていただき、本当にありがたく思いました。夕涼み会の準備は父母の会の役員の方々にも一生懸命やっていただきました。ありがとうございました。また後日、園内で【夕涼み会ごっこ】を子どもたちと楽しみたいと思います。ご理解・ご協力をいただきましたこと、感謝申し上げます。

 一泊保育が延期、夕涼み会が中止になっても、子どもたちは「次の楽しみ」に目を向けて、期待をして待ってくれていることを感じました。年長児は「今度、こども園に泊まるから楽しみ!」「夕涼み会ごっこしようね!」と、前向きに笑顔を見せてくれました。(ご家庭で子どもの気持ちのフォローをしていただいているからなのですが)子どもたちは「今」を一生懸命に生きています。見通しを持って先を考えることも大切ですが、『今この時、この瞬間』を生き生きと過ごしていくことの大切さを教えられました。「今」の積み重ねが未来を創っていきます。これからもその時々の経験、感動に共有・共感して共に成長していきたいと思います。

 最後に、西日本豪雨災害では、大勢の尊い命が失われ、今なお避難所で不便な生活を強いられている方々がいます。一方で私たちは、たくさんの水を使ってプール遊びができ、また安心して生活できる場があります。子どもたちとは合同礼拝の中でもこの話をして、「どうぞ神様、苦しんでいる人たちを助けてください。守ってください。」と一緒にお祈りを捧げました。一日も早く安心した生活が戻ることを祈りたいと思います。そして、私たちもこのような災害を他人事としないで、いつ起こるか分からない災害への備えにしたいと思います。

 また、今月は終戦記念日を迎えます。子どもたちと一緒に「平和」について考える機会にしたいですね。
                                          
                                              岡田 絵里子