グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム  > 2月コラム 笑顔

2月コラム 笑顔

笑顔

 感染症の流行が気になる季節となりました。園内での感染をできる限り防止するよう、今まで以上に衛生面に留意していきたいと思います。今後も保護者の方々のご協力をよろしくお願いいたします。
 先日は幼児クラス対象でマラソン大会が行われました。インフルエンザ感染防止のため、今年は少し縮小した形での開催となりましたが、ご理解とご協力をありがとうございました。途中で転んでしまっても、一番でなくても純粋に一生懸命走る、何かに向かって一生懸命になる姿は周りの人たちの心を動かすのだと改めて実感しました。
 さて「ヒトの心はどこから生まれるのか」―みなさんはどう思われますか?先日、このような表題の講演を聴いてきました。総合研究大学院大学の長谷川眞理子学長のお話でした。人は「自分が見られていることに敏感に反応する」ということ、そして「自分を真正面から見る怒った顔にとても敏感で、それは記憶に残る」ということをお話されました。これを聞いて、子どもたちとの関わりはどうだろう?ととても考えさせられました。いつでも穏やかな表情で子どもと関わることができているでしょうか?もちろん大人にも感情があります。それを子どもに伝えていくことは大事です。ただ、自分の感情にまかせて怒ってしまうことはないでしょうか。子どもにとって、大好きなお父さん、お母さん、そして保育者が怒った顔で自分を見ていたとしたら…つらいですね。子どもたちの中には、自分には関係ないことでも周囲で怒った表情をしている大人がいることで、自分がとてもつらくなってしまうという子もいます。「目は口ほどにものを言う」とも言われますが、生後2か月頃の赤ちゃんから「目」を追うのだそうです。言葉での語りかけもとても大事ですが、それ以上に私たちの表情は大事なのではないでしょうか。目と目があった時ににこっとしてもらうだけで、なんだか安心するといった経験があると思います。言葉以上に、私たちの表情には「心」が映し出されているのだと感じます。
 子どもたちだけでなく、周りの人たちの記憶に残る表情がいつでも「笑顔」であるような自分でいたいと改めて思います。                                           岡田 絵里子