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5月コラム 子どもと共に行事を楽しむ

子どもと共に行事を楽しむ

 葉桜、てんとう虫、ダンゴ虫、花々、そよ風等々5月は「早くお外に行こう!」と走って戸外に出たくなるような「わくわくする」要素が満載の季節です。子どもたちは園庭で、てんとう虫探しに夢中になっています。入園、進級から1か月が経ちました。慣らし保育の期間も終わり、やっと慣れたと思った頃のゴールデンウィークで行きつ戻りつつの姿があるかもしれません。しかし、確実に子どもたちは園の生活、新しい友達、保育者を身近に感じ始めています。朝保護者との別れの時に、泣けてしまう子がいるかもしれませんが、子どもの気持ちに寄り添い安心して過ごせる場となりますよう心を込めて受け入れをしてきたいと思います。心配なことがありましたらいつでも声をかけてください。
 さて、4月は『イースター』というキリスト教の行事がありました。この日は、「春分の日より迎える満月から最初の日曜日」となっていますので毎年その日が変わります。今年は4月21日でしたので翌日22日に行いました。そして、4,5歳児クラス合同でのイースター礼拝の時のことです。私が子どもたちに「イースターはどういう日か知っている?」と聞いてみました。すると、「神様が十字架で亡くなり、復活した日だよ」「イエス様が復活した日!」「卵探しの日だよ」と教えてくれました。私は、自信を持って嬉しそうに答える子どもたちの姿を見て驚きました。不思議な出来事なのに、子どもたちは難しく考えずにそのままを受け入れ、いつも神様がそばで見守っていてくださると思っていることが伝わってきました。礼拝後、担任からイースターを迎える前に、クラスでイースターの由来の話をしたり、子どもたちから「卵を作りたい」と声が上がり紙粘土で制作を楽しんだり、多目的広場や保育室でおもちゃの卵を探して遊んだことを聞きました。行事は子どもが胸をはずませ指折り数えて待つように、それまでに楽しい経験を積み重ねていき、期待を高め待ち望む喜びを味わうようにしています。そして、終わってからも子どもたちと余韻を楽しみ、次の行事にも子どもたちの姿を見ながら取り組んでいきたいと思います。
 5月から年号が『令和』に変わりました。希望に満ちあふれた新しい時代を切り開いていき、子どもたちが育ちやすい社会となってほしいですね。
                                                 太田康子